読売新聞オンライン

メニュー

詐欺倒す ウルトラ「セブン」

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

川西能勢口駅前店

 この1年間で、電子マネー購入を通じた客の特殊詐欺被害を6回も防いだコンビニエンスストアが、川西市にある。「セブン―イレブン川西能勢口駅前店」。23日は、新たなお手柄のアルバイト高校生に川西署から感謝状が贈られた。日頃から従業員らが、架空請求などに気を付けようと意識を共有している成果だという。(加藤あかね)

年6回 電子マネー購入 注意徹底

 この日、感謝状を贈られたのは高校3年平田陸翔さん(17)。発表では、5月29日朝に来た女性(79)から電子マネーの購入方法を聞かれた。示されたスマートフォンの画面に、3000円分の電子マネーを買うと50万円をもらえる――という内容のメールがあり、不審に思って五明基店長(43)を通じて110番した。

長谷川署長(左)から感謝状を贈られた平田さん。アルバイト先では、詐欺防止の意識を店員が共有している(川西署で)
長谷川署長(左)から感謝状を贈られた平田さん。アルバイト先では、詐欺防止の意識を店員が共有している(川西署で)

 長谷川直樹署長は「お年寄りの不安げな表情などから、勇気を出して声をかけてくれてありがたい」とたたえ、平田さんは「被害がなくて良かった。これからも注意したい」と喜んだ。

 署によると、店が詐欺防止の「 とりで 」となったのは昨年7月以来、6回目。いずれも電子マネーで架空請求の支払いを求める手口だ。

 「10億円がもらえる」と信じ込んで18万円分の電子マネーを買おうとした40歳代男性や、中には20歳代の人も。店は阪急川西能勢口駅や病院が近いため高齢者や通院患者も多く、普段から電子マネー購入に注意を払うよう、従業員に徹底していた。「念のために」と通報したことで事なきを得たケースもあったという。

 川西署によると、県内では今年、5月末までに320件、約4億5000万円の特殊詐欺被害を確認し、うち架空請求は135件。被害額は前年同期比で1・5倍の約2億4000万円となっている。

無断転載・複製を禁じます
2151392 0 ニュース 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 架空請求詐欺を未然に防止したとして表彰された平田さん(右)(川西署で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210624-OYTNI50009-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)