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潜水士好物 “カレー”に再現

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5管 巡視艇“料理長”の味 商品化

たんぱく質多く疲労回復

ウェットスーツ姿で商品化されたカレーをPRする第5管区海上保安本部の潜水士(神戸市で)
ウェットスーツ姿で商品化されたカレーをPRする第5管区海上保安本部の潜水士(神戸市で)
「みなと神戸を守る!潜水士カレー」のパッケージ(エム・シーシー食品提供)
「みなと神戸を守る!潜水士カレー」のパッケージ(エム・シーシー食品提供)

 第5管区海上保安本部(神戸市)の潜水士らが愛してやまない名物カレーが、レトルト商品になった。「みなと神戸を守る!潜水士カレー」(税込み390円)。日頃から水中で活動する潜水士のため、巡視艇の“料理長”がたんぱく質を補えるようにと調理しているチキンカレーを再現した。(迫直往)

 名物のチキンカレーは、5管の巡視艇「はるなみ」で料理を担当する主計士補の高橋俊太さん(26)が作る一品。はるなみには海難救助などに向かう潜水士が乗るため、疲弊した筋肉を回復させるたんぱく質が多く含まれるよう意識している。隠し味の粒マスタードがアクセントだ。

 商品化のきっかけは、コロナ禍で5管のPRイベントが開けなくなったこと。そこで目を付けたのが、全国的にひそかなブームになっている「海保カレー」だった。

 海保カレーを巡っては、稚内海上保安部(北海道)や第4管区海上保安本部(名古屋市)が所属する船ごとに異なる秘伝のレシピを公開したり、宮城県の塩釜商工会議所が宮城海上保安部の海保カレーで町おこしに取り組んだりしている。

 5管によると、カレーは入港前に提供される海上保安庁の定番メニュー。「入港カレー」とも呼ばれ、業務内容によっては海上で何日も過ごす乗組員らが「もうすぐ陸に帰れる」と意識する、思い入れの強い料理の一つなのだという。

 5管のチキンカレーは、レトルト食品を手がける神戸市内の業者に持ちかけ、昨年12月から打ち合わせを開始。高橋さんのカレーを鍋ごと業者に持ち込み、加熱殺菌時にマスタードの風味が損なわれてしまわないよう試行錯誤しながら、商品化にこぎ着けた。高橋さんや潜水士にも「船で出るカレーの味と変わらない」と好評だという。

 パッケージには、はるなみの写真や潜水士のイラストなどをデザイン。裏面には、PRイベントで呼びかけている「ライフジャケットの常時着用」「海の事件や事故は118」と記すことも忘れていない。

 高橋さんは「カレーを手軽に楽しく食べてもらいながら、海の事故への防災意識を高めてもらえれば」と話す。カレーはエム・シーシー食品のオンラインショップなどで販売中。問い合わせは同社(078・451・1481)。

自慢の料理 紹介

 船上で生活する海上保安官にとって、食事は極めて重要な要素だ。動画投稿サイト・ユーチューブの海上保安庁公式チャンネルでは、それぞれの船の“料理長”が腕をふるった自慢の料理を紹介している。

 動画は各船内の調理場で撮影され、カレーやハンバーグ、牛たたき丼などの人気メニューを披露。材料や分量、調理の過程も分かるように説明し、「ボリューム満点」「午前中の疲れも吹っ飛んで午後からも頑張れます」などと喜ぶ海上保安官の姿も見ることができる。

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2184896 0 ニュース 2021/07/07 05:00:00 2021/07/07 05:00:00 2021/07/07 05:00:00 お披露目された潜水士カレー(神戸市中央区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210706-OYTNI50047-T.jpg?type=thumbnail

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