読売新聞オンライン

メニュー

<五輪>与那嶺 けがなく完走を

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

自転車ロード女子

「与那嶺さん、頑張れ!」。与那嶺選手が寄贈したユニホームを手にする山本さん(中央)ら(神戸女学院で)
「与那嶺さん、頑張れ!」。与那嶺選手が寄贈したユニホームを手にする山本さん(中央)ら(神戸女学院で)

 東京五輪は23日、開幕する。自転車競技、女子ロードレースには、神戸女学院中学部・高等学部(西宮市)出身の与那嶺恵理選手(30)(Team TIBCO‐SVB所属)が出場する。五輪の舞台はリオデジャネイロに続いて2大会連続。母校の恩師らは「勝ち負けより、ベストを尽くし、けがをせずに完走してほしい」とエールを送る。(畑夏月)

西宮の中高出身 恩師らエール

 与那嶺選手は、堺市出身。中学1年から高校3年まではテニス部に所属し、毎朝5時半に自宅を出て、西宮市の学校まで通い、早朝練習に参加していた。テニス部顧問で教諭の山本肇さん(59)は「目標に向かい、自分を貫き通す芯の強さがある。持久力やスタミナもあった」と振り返る。

 高校卒業後、筑波大(茨城県つくば市)に進み、富士山までクロスバイクで旅をしたことが自転車競技を始めるきっかけになった。山本さんは「素直で、指導を熱心に聞く姿勢があるから、才能が開花したと思う。東京五輪のコースも富士山を望むルートだというのは、運命のようなものを感じさせる」と話す。与那嶺選手からもらったサイン入りユニホームはオープンキャンパス時に飾り、入学希望者らに誇らしい卒業生の存在を伝えている。

 与那嶺選手は高校3年の時、学校が企画した「10年後の自分への手紙」に、「オリンピックに行くっていう夢かなえられたやろうか?」とつづっていた。10年後の2020年、手紙を受け取った与那嶺選手は自身のウェブサイトに、何を書いたのかは覚えていなかったとし、「自分自身でも震えた1行がありました」と記している。

 手紙を書いた当時は、スポーツトレーナーとして五輪に関わりたいと考えていたというが、大学で自転車競技を始め、16年にはリオ五輪に出場。ヨーロッパを拠点にするまでの10年を振り返り、「18歳の私には、ちょっと思ってた方向性とは違うけど、夢 かな ってるよ! 相変わらずロックな生き方継続中だけどね、って言ってあげたい」と書いている。

 中学部・高等学部の部長、森谷典史さん(57)は「僕らも、まさかこの学校から、五輪出場選手が誕生するとは思いもしなかった。兵庫から応援できる幸せを先生たちみんなで感じている」と活躍を期待する。

 与那嶺選手は富士スピードウェイなどで開催される総距離約147キロの女子ロードレース(25日)と女子個人タイムトライアル(28日)に出場予定。

無断転載・複製を禁じます
2225851 0 ニュース 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 「恵理さん、頑張れ!」。與那嶺選手が寄贈したユニホームを手にする山本教諭(中央)ら(神戸女学院で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210721-OYTNI50047-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)