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大祭「曳き物」 令和に再現

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10月お披露目 巨大天狗と台車

播磨国総社の氏子らが製作した天狗の面と台車(姫路市で)
播磨国総社の氏子らが製作した天狗の面と台車(姫路市で)
2013年の三ツ山大祭に登場した3基の「置き山」
2013年の三ツ山大祭に登場した3基の「置き山」

 姫路市総社本町の播磨国総社で20年に1度営まれる「三ツ山大祭」で、江戸時代まで行われていた 謡囃子うたいばやし に登場する「 き物」を再現しようと、氏子らが巨大な 天狗てんぐ の面と台車の製作に取り組んでいる。10月1日から総社で開かれる「造りもの展」でお披露目される。(新良雅司)

播磨国総社 氏子ら製作

 三ツ山大祭は、自然崇拝の対象だった山をイメージした高さ18メートル、直径10メートルの「置き山」を境内に3基造り、その頂上に全国各地の神々を迎える祭礼。前回は2013年に営まれ、8日間で約65万人が訪れた。

 謡囃子は、 鎧兜よろいかぶと や華麗な衣装を身につけた集団が花木など様々な造り物を載せた台車を曳き、大傘を持つなどして、 かね や太鼓、三味線を演奏しながら山を目指して踊り歩く芸能。1854年の「播磨姫路総社臨時大祭礼曳物略図」など江戸時代の絵図にその様子が描かれているが、明治以降は行われなくなったという。

 氏子らが2015年に結成した「一ツ山大祭・三ツ山大祭保存会」は、大祭の伝統を次世代に継承しようと、毎年1月に総社で開催される「初ゑびす祭」の 宝恵駕籠ほえかご 行列で、19年から謡囃子を実施。同年に鎧兜を、昨年は大傘の製作に取り組んだ。

 今年は8月から会員ら16人が約30時間を費やし、総社にある猿田彦の面を参考に、発泡スチロールに紙粘土を貼り、赤の塗料やニスを塗るなどして、縦1・5メートル、横1・2メートルの巨大な天狗の面を作った。鼻の長さだけで75センチもある。

 指導したものづくり作家ドウノヨシノブさん(47)(たつの市)は「天狗の表情、色合いとも素晴らしい出来栄えになった。会員の努力のたまものだ」と評価する。台車は1・8メートル四方、高さ1・1メートルの木製で、欄干に色を塗るなどして9月中に完成する。

 保存会の田中種男会長(93)は「姫路市の活性化にもつながるよう、華やかだった江戸時代の大祭を令和の時代に忠実に再現し、国の重要無形民俗文化財指定を目指したい」と意気込んでいる。

 造りもの展は総社御門2階で、10月30日まで。入場無料。鎧兜や大傘、17年度に製作した10分の1サイズの置き山の模型も紹介する。いずれも来年1月の謡囃子で披露される予定。問い合わせは総社(079・224・1111)へ。

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2393448 0 ニュース 2021/09/25 05:00:00 2021/09/25 05:00:00 2021/09/25 05:00:00 播磨国総社の氏子らが製作した天狗の面と台車(姫路市で)=新良雅司撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210925-OYTNI50013-T.jpg?type=thumbnail

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