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行楽シーズンを前に、淡路島内の各地から開花の便りが届いている。鮮やかな色彩などで観光客らを魅了しており、ゴールデンウィーク中も楽しめそうだ。
華やか青緑 ヒスイカズラ

淡路市の県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」では、宝石の翡翠のような青緑色の花を咲かせるヒスイカズラが見頃。勾玉に似た形の花が鈴なりに下がり、来館者を楽しませている。開花は今月末頃までの見通し。
フィリピン原産のマメ科のツル性植物。2000年の淡路花博に合わせて開館した当初から育てているという。
熱帯や亜熱帯に自生する植物を展示する「しきさいのにわ」にあり、棚から無数の花穂を垂らし、7センチほどの花を咲かせている。
温度や湿度の繊細な管理が必要な大型植物で、一般家庭での栽培は難しい。今年は例年以上にたくさんの花を付けており、見応えがあるという。
入館料が必要。問い合わせは、あわじグリーン館(0799・74・1200)。
かれんな青 ネモフィラ


南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」では、ネモフィラの青いかれんな花が一面に広がっている。5月上旬まで楽しめる。
北米原産の一年草で、和名は瑠璃唐草。イングランドの丘では、羊の牧場などがある「イングランドエリア」内の花畑2200平方メートルに、10万本を植えている。
今年は3月下旬から徐々に咲き始め、例年通り4月中旬に開花のピークを迎えた。畑の中にはハート形のオブジェが設けられ、来園者は写真を撮影するなどし、青いじゅうたんを敷いたような景色を満喫している。
大型連休中は、例年多くの来園者でにぎわう。担当者は「昼前には駐車場が満車になるので、朝一番の来園がおすすめです」としている。