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ハンドボール男子 元木博紀選手 29

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開催信じて鍛錬重ねる

五輪に向け、意欲を燃やす元木選手(6日、埼玉県三芳町で)
五輪に向け、意欲を燃やす元木選手(6日、埼玉県三芳町で)

 ――新型コロナの影響で大会延期が決まってから、どのように過ごしてきましたか。

 「延期が決まった時は、どこにもぶつけられないような悔しさも正直ありました。ただ、『コツコツやればフィジカル面などを強化できる』とプラスに捉え、トレーニングを重ねました。外出自粛中も、アメフト選手のトレーニング動画をまねして自宅で体幹を鍛えていました。2年前と比べて、体重は8~10キロ増えました」

 ――五輪への思いは。

 「小さい頃から五輪に出たいと思ってきました。ただ、今の日本のレベルだと予選を勝って出場するのはなかなか難しいので、開催国枠で出場できることはチャンスだと考えています。この1年も五輪が開催されることを信じて頑張ってきました」

 ――今年1月の世界選手権(エジプト)では、24年ぶりとなる1次リーグ突破に貢献しました。

 「海外の選手に当たり負けしなくなったと思います。地道にやってきたフィジカルトレーニングの成果を実感しています。今ならチームにプラスの結果をもたらせる自信があります。アイスランド出身のダグル・シグルドソン監督は世界を舞台に戦ってきた経験もあり、選手の個性を生かしながらチームに一体感を生み出すのがうまいと感じます」

 ――大会まであと100日。代表チームの現状や今後の過ごし方は。

 「これからは自分のスキルアップも大切ですが、一番怖いのはけが。今は代表合宿で、午前午後の2部練習で体を追い込んでいます。その中でけがに注意しつつ、自分を鍛えたいです。代表も最近は海外の強豪に大敗ではなく僅差で負ける試合が増えてきました。各選手の成長はもちろん、チームが気持ちを一つにして、あとちょっとで逆転できるという場面で思い切ったプレーができれば、五輪でもチャンスはありますよ」

 ――今大会での目標は。

 「メダルは取りたいですよね。勝つことで人は注目すると思う。国のために戦う責任も感じています。2019年のラグビーワールドカップは盛り上がりました。ラグビー日本代表のように感動や勇気を与えられる存在になってみたいです。試合で観客を泣かせてみたいけれど、その時は僕らも泣いてるかもしれないですね(笑)」

(木口慎太郎)

                    ◇

 もとき・ひろき かすみがうら市出身。身長1メートル82、体重84キロ。藤代紫水高から日体大に進学し、2013年から大崎電気所属。スピードと多彩なシュートが武器の左利き。今年1月の世界選手権では6試合中5試合に出場し、1次リーグ突破に貢献した。昨シーズンは日本ハンドボールリーグ・ベストセブン賞を受賞した。

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1982667 1 東京五輪 あと100日 2021/04/14 05:00:00 2021/04/14 05:00:00 2021/04/14 05:00:00 五輪に向け、意欲を燃やす元木選手(4月6日午後2時2分、埼玉県三芳町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210413-OYTAI50000-T.jpg?type=thumbnail

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