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自転車オムニアムほか 梶原悠未選手 24

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大学院研究戦術に活用

東京五輪で金メダル獲得を目指す梶原選手(本人提供)
東京五輪で金メダル獲得を目指す梶原選手(本人提供)

――新型コロナによって競技面や精神面で変化した部分はありますか。

 「自分の心や頭で、体を理解することができるようになりました。大会が中止になった昨年の3、4月は、海外で大会があった時と同じペースで練習を繰り返していましたが、うまくいかず自分を責めていました。しかし、次第にどれくらいのトレーニングを積めばどれくらい休養が必要なのかを理解できるようになりました。今年に入ってからは『自分のことを120%理解できている』という安定した精神状態の中で、日々高い強度の練習に打ち込んでいます」

――本番に向けて今はどう競技に向き合っていますか。

 「8月8日に(出場予定の)オムニアム競技があると思って練習しています。ただ、五輪があってもなくても大きな舞台に向かって準備していくことは、自分の人生において貴重な経験になると思っています」

――大学院での研究と競技の両立で、難しさは感じていますか。

 「感じています。昨年末に必要な授業を取り終え、今は研究が中心ですが、大学院では大学時代に比べて内容がより専門的で、予習復習の量も増えたので、勉強時間が増えました。頭を使うと体も疲れて練習に行っても既に疲れているという難しさがありました」

――自身の研究をレースに役立てた部分はどこですか。

 「自分の研究テーマでもある「エリミネーションレースにおける戦術」です。先行研究の論文では、勝つ選手がレースの中で自分がどの位置にいるかを理解できていることがわかりました。そこで自分も映像を見直したりして、これまでの一点に集中する視点に加え、レース全体を見渡す能力を身につけることができました」

――世界で戦う上で大切にしていることは。

 「成長スピードに意識を置いて練習しています。世界の選手は毎年2倍、3倍と強くなるので、その倍以上の速さで成長しないと、世界で勝ち続けることはできないと思っています」

――東京五輪への意気込みをお願いします。

 「ここから一日一日がカウントダウンになると思うので、集中して質の高い練習をしていきたいです。焦りや不安も出てくると思いますが、焦らず自信を持って練習に取り組み、日本中、世界中の方々に夢や希望、感動を与えられるような走りをしたいです」

(田原遼)

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 かじはら・ゆうみ 埼玉県和光市出身。筑波大大学院在籍。2017年トラックワールドカップ(W杯)第3戦オムニアム種目で日本女子初の金メダルを獲得。20年2月の世界選手権のオムニアム種目で、トラック種目では日本女子初の優勝。同年11月の全日本選手権では出場した全6種目を制覇した。

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1988036 1 東京五輪 あと100日 2021/04/16 05:00:00 2021/04/16 05:00:00 2021/04/16 05:00:00 梶原未悠選手(本人提供)※左胸の「ソルテラ」と「マルエム」はスポンサー契約終了のため消してほしいとの要望あり https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210415-OYTAI50009-T.jpg?type=thumbnail

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