スポーツで達成感を 10秒走で子どもに楽しさ

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18日、茨城大連携講座

10秒走でゴールを目指す子どもたち(4月23日、水戸市の堀原運動公園で)
10秒走でゴールを目指す子どもたち(4月23日、水戸市の堀原運動公園で)

 茨城大学図書館(水戸キャンパス)で18日、土曜アカデミー「読売新聞連携講座『スポーツを学ぼう―三種講義&体力測定体験で頭も体も賢く!―』」が午後1時半から開催される。「子どもとスポーツ」をテーマに講義する教育学部の渡辺将司准教授は、子ども向けのスポーツ教室を開講。運動の得意、不得意に関係なく気軽にスポーツを楽しんでもらおうと活動している。

 4月23日、水戸市新原の堀原運動公園のグラウンドに、学校帰りの子どもたちが続々と集まってきた。渡辺准教授と同大で体育を専攻する大学院生が、近隣の小学4~6年生約50人を対象に短距離走の基礎を教える教室だ。運動が苦手な子も嫌がらないように、体の動かし方などを楽しみながら教えている。全3日間の日程で、最終日の23日は前半30分を使い、事前に計った短距離走のタイム別に班ごとに分かれ、スタートダッシュの動作を確認した。

 3人ずつ順番に5メートルほどの距離を走る。少人数で行うことで講師も一人一人の動きに目を配りやすい。講師は「スタートの姿勢は少し体を斜めに」「最初の腕の振り具合で加速が変わるよ」などと各自に助言した。

 多くの児童が真っすぐな姿勢で腕の振り幅も小さく、スタートダッシュを利かせづらい。走りの中盤以降も効率よく加速するため、前傾姿勢でスタートを切る練習を何度も繰り返して体に染みこませた。

 後半30分は教室の集大成である「10秒走」の時間だ。10秒走とは足の速さを基にそれぞれ走る距離を設定し、その距離を10秒で走りきれるかチャレンジする短距離走だ。例えば50メートル走ならどの子も同じ位置からスタートするため、「勝つ子はいつも勝ち、負ける子はいつも負ける構造になる」と渡辺准教授。10秒走なら「自分へのチャレンジ」というわけだ。目標の距離を走りきることで達成感や自己肯定感を味わってもらう。

 スタート地点は、赤いコーンが置かれたゴールから40、43、45、47メートル地点などばらばらだ。子どもたちは2人1組で走るが、どの子も隣の子を気にするそぶりも見せず、赤いコーンめがけて全速力で走っていく。

 10秒経過を知らせる音が鳴る前に、ゴールできると「よし、間に合った!」と喜びの声をあげ、講師とハイタッチ。時間内にゴールできれば次はスタート地点を数メートル遠ざけ、ゴールできなければ同じ位置からまたトライする。これを5回行うと、どの子も少しずつ距離を伸ばしていった。

 教室に参加した小学4年の男子児童(9)は47メートルだったものが52メートルまで伸びた。「今まではスタートの姿勢が真っすぐになっていた。勉強したことを生かしたい」とうれしそうに話した。

586337 0 ニュース 2019/05/17 05:00:00 2019/05/17 05:00:00 2019/05/17 05:00:00 10秒走でゴールを目指す子どもたち(水戸市の堀原運動公園で)=長谷部駿撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190516-OYTNI50009-T.jpg?type=thumbnail

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