世界かんがい施設遺産 北茨城「十石堀」を申請

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開削された掘割(北茨城市提供)
開削された掘割(北茨城市提供)

 農林水産省が17日発表した「世界かんがい施設遺産」に申請する国内4候補に、北茨城市中郷町の用水路「十石堀」が入った。今後、国際かんがい排水委員会(ICID、本部・インド)の審査委員会で登録の可否が判断される。

 市によると、十石堀は350年前の江戸時代に松井村(現・中郷町松井)の庄屋沼田主計かずえが中心となって建設した延長15・5キロのかんがい施設。二つの沢を導水路「掘割」でつないで水源開発を行っているのが技術的な特長。建設以来、地元住民が維持管理を行っており、現在も飲料水のほか水田78ヘクタールの農業用水としても使用されている。

 利用者でつくる「十石堀維持管理協議会」が2月、ICID日本国内委員会に申請していた。申請は昨年に続き2回目。前回、候補を見送られてから地質調査などを行い、技術的な特長を明らかにして再申請した。

 同遺産は、建設から100年以上が経過している歴史的、技術的、社会的に価値があるダムや水路、ため池などが対象。9月にインドネシア・バリで開かれるICID国際執行理事会で登録施設が発表される。登録されれば県内では初。協議会の小林昇会長(71)は「やっと認められるのではないか」と感慨深げに話していた。

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588574 0 ニュース 2019/05/18 05:00:00 2019/05/18 05:00:00 2019/05/18 05:00:00 金掘が開削した掘割(今年1月11日北茨城市指定史跡) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190517-OYTNI50028-T.jpg?type=thumbnail

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