裁判員裁判10年で254件 1988人が選任 17年辞退率は66% 地裁、24日に見学会

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24日の見学会、展示会では、視覚、聴覚に障害がある裁判員向けの補助機器が法廷に並べられる(21日、水戸地裁で)
24日の見学会、展示会では、視覚、聴覚に障害がある裁判員向けの補助機器が法廷に並べられる(21日、水戸地裁で)

 裁判員制度が始まってから21日で10年を迎えた。水戸地裁では、制度開始から昨年末までに254件の裁判員裁判が行われ、今年3月末までに1988人の県民が裁判員に選任された。一方で、全国と同じく辞退の多さが課題となっており、2017年の辞退率は66・7%だった。

 2009年にスタートした裁判員裁判は、裁判に国民の視点を反映させ、司法に対する信頼を向上させるのが目的だ。殺人や強盗致傷などの重大な刑事事件が対象で、水戸地裁の被告は昨年末までに延べ314人。うち最多は強盗致傷罪で107人。殺人罪76人、傷害致死罪36人、現住建造物等放火罪が23人と続いた。

 水戸地裁が昨年度、裁判員経験者に対して行ったアンケートでは、参加した感想について「非常によい経験と感じた」「よい経験と感じた」が9割以上。地裁の中村慎所長(57)は「裁判に国民の視点・感覚を反映させるという導入の制度趣旨は実現されてきているように思う」と語る。

 10周年を記念し、水戸地裁は24日、法廷の見学会や展示会を開催する。裁判員裁判に使われる法廷や、判決を決める「評議」を行う評議室を自由に見学できるほか、裁判員に関する映画上映や、裁判官による講義も行われる。

 法廷には当日、視覚や聴覚の不自由な裁判員が活用できる補助機器なども並べられる。法廷内の写真撮影もできる。21日には報道公開され、地裁職員は「裁判員になる方々に対し万全な態勢をとっている。こうした工夫も多くの人に知ってほしい」と話した。

 見学会、展示会は午前10時~午後4時。予約不要だが、映画上映、講義への参加は事前連絡が必要。問い合わせは水戸地裁総務課広報係(029・224・8408)。

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595481 0 ニュース 2019/05/22 05:00:00 2019/05/22 05:00:00 2019/05/22 05:00:00 視覚・聴覚障害をもつ裁判員向けの補助機器を紹介する中村裁判所長(5月21日午後3時6分、茨城県水戸市で)=菊池結貴子撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190521-OYTNI50025-T.jpg?type=thumbnail

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