守谷高校・北沢教諭南極へ 11月出発

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昭和基地から衛星授業

筑西市の須藤茂市長と対談する北沢さん
筑西市の須藤茂市長と対談する北沢さん

 第61次南極地域観測隊の同行者に、筑西市出身で県立守谷高校教諭の北沢佑子さん(33)=取手市=が選ばれた。昭和基地から衛星回線による授業を行うほか、観測や設営などの活動にも携わる。「命がけで闘う観測隊員の『南極魂』を学び、持ち帰った経験を生徒に伝えたい」と意気込みを語る。

 北沢さんは理科の教員。国立極地研究所(東京都立川市)が2009年度の第51次観測隊から導入した「教員南極派遣プログラム」に応募し選考された。現在決まっている同行者は研究者など4人で、教員は北沢さんだけだ。県教育委員会によると、県内の教員の南極行きは初めてとなる。

 北沢さんは水戸一高を卒業後、東京学芸大教育学部に進学。ヒトデの生殖に関する研究に取り組んだ。筑波大大学院1年の時、観測隊への参加経験がある教授の話を聞き、南極に憧れを抱いた。今回、3度目の挑戦で夢をかなえた。

 観測隊は越冬隊と夏隊があり、北沢さんは夏隊に同行する。11月27日に空路で成田を出発。オーストラリア・フリーマントルで観測船「しらせ」に乗船し、1か月半をかけ、20年1月に昭和基地に到着する。

 衛星回線の生中継による授業は1月下旬に守谷高校などで実施する予定。「自分の今そこにある目の前のことを伝えたい」と、魚釣りなどを考えているという。帰国が3月下旬となるため、高校で応援団に所属した経験を生かし、「卒業生にエールも送りたい」と語る。

 南極では夏季とはいえ厳しい自然条件のもとで行動することになる。「人間が謙虚にならないと危ない場所で、その分、おごそかに自然に向き合える場所と聞いている」と気を引き締める。帰国後は、そうした南極での体験を講演などで紹介し、「海の大切さや地球の尊さを発信していきたい」という。

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730432 0 ニュース 2019/08/08 05:00:00 2019/08/08 05:00:00 2019/08/08 05:00:00 筑西市の須藤茂市長と対談する北沢さん(8月6日午後1時43分、筑西市役所で)=小谷野直樹撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190807-OYTNI50027-T.jpg?type=thumbnail

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