障害者雇用維持寄付金を 古河の会社 事業拡大へネットで募る

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 県西地域で30年にわたって障害者の福祉施設を運営する有限会社市民社会成熟研究所(古河市)が、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。障害者の雇用維持に向け、ペットの猫用品を製造する企業と連携し、収益を生み出す事業の拡大を目指す。

 研究所は障害者が雇用契約を結んだうえで一定の支援を受けながら働く就労継続支援A型事業所「デコベル」を運営。現在20~64歳の26人が利用する。

 ただ、A型事業所を巡っては、一部の事業者で補助金の不正受給が判明し、2017年4月に国の規制が強化され、事業の利益で利用者の給料を賄わないと存続できなくなった。

 そこで研究所は成長著しいペット産業に着目。猫用品製造の「建装ネットワーク」(埼玉県久喜市)が特許を持つ、スギ材を原料にした商品「命の猫砂」(1200円。税別)の製造を請け負い、利用者5人が6月から取り組んでいる。

 この商品はネット販売され、製造が追いつかない状況といい、研究所は猫砂製造の規模拡大を決めた。計画ではCFで500万円を集め、猫砂の製造機4台を導入し、販売で月150万円の利益が出れば、利用者全員に最低賃金を手渡せるという。社長の安斎ヒデ子さん(75)は「事業所の存続をかけて『福猫連携プロジェクト』に取り組む。多くの人に活動を知ってもらえれば」と話している。

 CFは29日まで。ネットの検索は「デコベル キャンプファイア」で。12日現在の寄付額は47人67万9000円。問い合わせは研究所(0280・23・4085)。

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