空襲75年犠牲者悼む 日立事業所などで黙とう
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75年前の1945年6月10日、日立製作所日立事業所(日立市幸町)の従業員634人が米軍の空襲で犠牲になった。事業所や市内の工場では10日、慰霊の行事があり、現役従業員ら約2000人が黙とうをささげた。参加者は新型コロナウイルスの感染防止のため、マスクを着用するなどしていた。
事業所に併設した工場には終戦直前の45年6月10日朝、100機を超える爆撃機B29から1トン爆弾508発が投下された。7月17日に艦砲射撃、同19日に
日立事業所は毎年6月10日、慰霊の行事を開いてきた。今年は感染を防ぐため、市内の霊園で慰霊碑に焼香する幹部は4人とし、例年の3分の1に絞った。従業員らは事業所で、互いに1メートル以上の間隔を保ちながら目を閉じ、戦没者を追悼した。
日立事業所の稲川修庶務課長は「大先輩の多くの尊い命が一瞬にして失われた。ご