鹿島中断中も地域貢献

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あすJ1再開 街の元気後押し

「マルシェ」にはクラブのスタッフが20人以上参加した(6月14日、県立カシマサッカースタジアムで)((c)KASHIMA ANTLERS)
「マルシェ」にはクラブのスタッフが20人以上参加した(6月14日、県立カシマサッカースタジアムで)((c)KASHIMA ANTLERS)

 サッカー・J1が4日に再開する。新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦が中断した期間、鹿島アントラーズは地元の飲食店や農業生産者らの支援に力を入れてきた。「地域が元気にならなければクラブも成長できない」。今後も地域貢献を旗印に、クラブ運営に注力するつもりだ。

 鹿島の本拠地・県立カシマサッカースタジアムの駐車場は6月14日、久しぶりににぎわっていた。県内ナンバーの乗用車が次々に集まり、列を作っている。来場者は車に乗ったまま、クラブのスタッフから野菜や干物などを受け取っていた。

 この日は、鹿島が「スタジアムマルシェ」を開いていた。地場産品をドライブスルー形式で販売する試みだ。感染防止のため接触をできるだけ避ける必要があると考え、来場者が車から降りない方式とした。

 減収に苦しむ地元の飲食店などに、販売の機会を提供しよう――。鹿島はそんな思いで「マルシェ」を発案した。サポーターにチームとの結びつきを再確認してもらう狙いもあった。

 鹿島の呼びかけに、地元JAを含む13業者が参加。購入を希望するサポーターらは多く、予約サイトには約300件の注文が集まった。トマトの加工品を販売した行方市の農業、高柳秀樹さん(64)は「クラブが積極的に地域を支援してくれている」と感謝していた。

 リーグ戦は2月下旬に中断した。鹿島は4月1日、行政にも先駆け、飲食業者らを支援する「鹿行の『食』を届けるプロジェクト」を始めた。「マルシェ」もその一環だ。

 プロジェクトの第1弾では、通販や宅配を手がける地元飲食店を、クラブのホームページに無料で紹介した。「早くやらないと意味がない。コロナがどこまで広がるかは分からなかったが、スピード感を重視した」。地域連携チームの吉田誠一マネジャーは振り返る。

 ホームページでは、90を超える飲食店などを掲載した。クラブが誇る全国区の知名度もあり、現在も各地のサポーターらが注文を寄せている。地域貢献の先進的な取り組みを参考にしようと、他のクラブからも問い合わせがあったという。

 「共存共栄」の意識は、ホームタウンの鹿行5市(鹿嶋、潮来、神栖、行方、鉾田)にも共通する。5市は現在、鹿島の運営費を確保するため、ふるさと納税型のクラウドファンディングを開設中だ。インターネットを通じた寄付金をクラブに届け、入場料などの減収が見込まれるクラブを支援する。目標は1億円だ。

 寄付額に応じた控除があり、5市の住民が寄付すればするほど、各市の税収は減る。それでも、鹿嶋市の市村修副市長は「クラブは互いに支え合う存在。行政側もアントラーズのお手伝いをしたい」と語る。

 鹿島は今後も、「食」に関するイベントなどで、地域を後押しするつもりだ。吉田マネジャーは「コロナで苦しむ今だからこそ、我々が地域の役に立たなければいけない。街が前向きになる雰囲気を作りたい」と意気込んでいる。

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1316092 0 ニュース 2020/07/03 05:00:00 2020/07/03 05:00:00 2020/07/03 05:00:00 ドライブスルースタジアムマルシェには様々な部署のクラブスタッフが20人以上参加した(c)KASHIMA ANTLERS(県立カシマサッカースタジアムで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200702-OYTNI50020-T.jpg?type=thumbnail

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