ハーブ梅酒開発へ 水戸市ネット寄付募る
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水戸市は養命酒製造(東京)や地元の老舗酒造会社・吉久保酒造と共同で、薬草を用いた「和のハーブ梅酒」の商品開発を始める。江戸時代に花開いた薬草文化の継承につなげるためだ。
ベースの梅酒は、偕楽園の梅などを用いた吉久保酒造の「水戸梅酒一品」を使用する。養命酒製造は陳皮など薬草6種類を提供する。シソやショウガも加え、和の風味を目指す。
水戸市には、薬草を活用してきた歴史がある。水戸藩第2代藩主・徳川光圀は薬草の処方法を記した本を藩医に作らせている。
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市などは開発費を賄うため、インターネット上で寄付を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。来月15日まで。20歳以上を対象とする。返礼として和のハーブ梅酒を贈る。寄付額に応じて、開発会議の参加権なども用意している。応募はCFサイト「マクアケ」で。問い合わせは市農産振興課(029・259・2212)。