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執筆時の雰囲気感じて

牛久市は13日、長編小説「橋のない川」などで知られる作家住井すゑ(1902~97年)の旧宅を活用した文学館(牛久市城中町)を11月3日にオープンすると発表した。
「牛久市住井すゑ文学館」は、2018年に遺族から旧宅の寄贈を受けた市が一般公開に向けて整備を進めてきた。当初は、「橋のない川」刊行60周年にあたる9月15日の開館を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。
文学館は、住井が執筆で使っていた平屋の書斎を「展示棟」として有料公開し、原稿や蔵書、愛用品などを紹介する。学習会などを開いていた離れの小堂「
入場料は一般100円(10人以上の団体は1人50円)だが、11月は無料とする。開館時間は、休館日の月曜を除く午前9時から午後4時半まで。開館初日は式典を予定しているため、午後1時オープンとなる。
市教育委員会文化芸術課の担当者は「執筆していた状況を感じ取れる展示になった。牛久沼周辺散策の拠点としても活用してほしい」と話している。
問い合わせは、市文化芸術課(029・874・3121)へ。