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ぶつかり稽古に汗を流す角田選手(左)
ぶつかり稽古に汗を流す角田選手(左)

相撲 角田虎紀選手 17 (金沢市立工業高校3年)

 高知県で3月に行われた全国高校相撲選抜大会で準優勝を果たしたが、結果に満足はしていない。「久しぶりの上位入賞ではあったが、優勝を逃した悔しさのほうが強い」と表情を引き締める。

 三重県伊勢市出身。保育園時代、相撲大会で勝負に敗れ、悔しい思いをしたことが相撲に取り組む原点になった。小学生になると、兄と姉が入っていた地元の相撲クラブで本格的に稽古に参加。「鍛えれば鍛えるだけ力がつく。勝つ楽しさを知った」。小学生の全国大会では日本一も経験した。

 中学校に進学する際、金沢市立鳴和中に赴任していた川口大輔教諭(41)から「一緒に全国を目指さないか」と声を掛けられた。川口教諭は何度も教え子を日本一に導いてきた指導者で、小学時代の取組を見て素質を見抜いていた。「もっと上を目指したい」と親元を離れて暮らすことを決意。川口教諭の自宅で下宿生活をしながら学校に通い、全国の頂点を目指した。

 だが、ライバルたちに体格で勝っていた小学時代とは違い、中学時代には思うような結果が残せない日が続く。最高成績は中学3年の全国ベスト8で、「中学時代は、どうしたら勝てるかずっと考えてばかりだった」と振り返る。

 地元の伊勢市で同じ相撲クラブに所属していた縁から、高校は角谷直良教諭(29)が相撲部の顧問を務める金沢市立工業高を選んだ。進学後も勝つために模索する日々が続いていたが、昨春に転機が訪れた。新型コロナウイルスの影響で臨時休校となり、土俵で練習ができなくなったため、帰省した実家でスクワットや四股踏みを続け、下半身を強化。筋力をつけたことで、体重は約10キロ増えた。

 体格が一回り大きくなり、踏ん張りが利くようになったことで、持ち味の「立ち合いから一気に押す相撲」に磨きがかかった。現在も通常の稽古が終わった後、自主的に1時間ほど筋力トレーニングを行っており、「結果を残せるようになったことで自信がついた」と話す。

 全国高校相撲選抜大会で敗れたことで、課題も見つかった。「準決勝までは自分の相撲が取れたが、決勝では相手と組み合った際に脇が甘くなり、相手のペースに持ち込まれてしまった。もっと成長が必要だ」と感じている。

 現在は部長として部を率いる立場でもあり、インターハイでの個人、団体での優勝を目標に掲げる。将来については「インターハイで完全優勝を果たして大学に進み、大学でも日本一を取りたい。いずれは角界に入り、横綱を目指す」と夢を語る。

 インターハイ出場を決める予選は6月に控えている。夢の第一歩となる高校日本一を目指し、日々精進を続けている。

(福原悠介)

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2044689 0 かがやけ!期待の新星 2021/05/12 05:00:00 2021/05/12 05:00:00 2021/05/12 05:00:00 角田虎紀さん(22日午後4時38分、金沢市畝田東の市立工業高校で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210511-OYTAI50025-T.jpg?type=thumbnail

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