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「ポスト馳」迷う岡田氏 入閣遠のきかねず

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 自民党衆院議員の馳浩が19日の記者会見で次期衆院選への不出馬を正式表明したことを受け、馳が2000年の衆院初当選以来21年間守ってきた衆院石川1区の後任候補選びに注目が集まっている。

 「ポスト馳」の大本命とされるのが、菅義偉内閣で官房副長官を務める参院議員の岡田直樹だ。

 北国新聞記者や県議を経て、04年に初当選した。現在3期目で、同党の県関係国会議員6人の中で馳に次いで在職期間が長い。党金沢支部は19日、五役会を開き、「一枚岩になって戦うには岡田さんが適任だ」との認識で一致した。

 ただ、岡田自身は今のところ、あまり乗り気ではないようだ。

 「参院で築いてきた人脈や実績もあるので、簡単ではない」

 岡田は7月中旬、関係者から電話で衆院転出を勧められたが、態度を保留した。

 岡田がためらうのは、今くら替えすれば、眼前の大臣ポストが遠のきかねないと考えているためだとされる。12年の第2次安倍晋三内閣発足以降、参院議員の世耕弘成、野上浩太郎は、いずれも官房副長官を務めた後に入閣を果たしている。

 参院自民党で幹部候補と目されていることも、二の足を踏む理由となっている。岡田が属する細田派は参院自民党で多数を占め、参院議員会長、同幹事長、同国会対策委員長などの重要ポストを獲得しやすいことが背景にある。

 他方、参院議員だと入閣は1度だけというケースがほとんどであるのに対し、衆院議員だと実力次第で何度もチャンスがある上、党四役などへの道も開ける。

 県連最高顧問を務める県議の福村章は「個人的には最適任者だと思うが、置かれた立場もあり、相当苦渋されるだろう」と推し量る。

 岡田について、県連内には「くら替えを断るのではないか」との見方もあり、金沢市長の山野之義や自民党県議の不破大仁への期待も上がっている。

 山野は13日の定例記者会見で「(名前が取り沙汰されていることは)大変光栄だが、まずは新型コロナウイルス対策に全力を傾けていきたい」と述べるにとどめた。不破は「岡田さんがどう判断されるかが大事だ」と、ひとまず動向を注視する考えだ。

 岡田は腕組みを続けるが、衆院選は秋に迫っている。後任候補の人選は、近く設立される選考委員会で議論され、来月中旬には決まる見通しだ。

(敬称略、随時掲載)

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2222700 0 県政の現場 2021/07/21 05:00:00 2021/07/21 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210720-OYTAI50025-T.jpg?type=thumbnail

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