加賀魅惑の九谷焼

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青磁釉色絵丸文壺(前)などを展示する会場(加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館で)
青磁釉色絵丸文壺(前)などを展示する会場(加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館で)
九谷焼の名品が並ぶ会場(加賀市の県九谷焼美術館で)
九谷焼の名品が並ぶ会場(加賀市の県九谷焼美術館で)

 近代九谷焼の名工たちの香炉や花器などを集めた企画展「九谷のカタチ」が加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館で開かれている。

 九谷焼の香炉や花器、飾り皿などは装飾性にも優れて、茶人らに愛されてきた。会場には、明治末期から昭和にかけて活躍した名工たちの逸品42点が並べられている。

 初代、滝口加全かぜん(1872~1940年)が中国の「交趾こうち焼」の技法を九谷焼に取り入れて精巧に作り上げた「交趾菊文香炉」(高さ約10センチ)は、華やかで造形力にも優れた名品。中村翠恒すいこう(1903~85年)の「青磁釉せいじゆう色絵丸文つぼ」(高さ約28センチ)は、鳥や模様などを彫ってから上絵付けした凝った作品だ。

 企画展は4月15日まで。火曜休館。入館料は一般310円、75歳以上150円、高校生以下無料。問い合わせは同館(0761・77・0020)へ。

            ◆

 桃の節句にちなみ、九谷焼の図柄としては極めて珍しいひな人形を描いた大皿などの特別陳列が、加賀市大聖寺地方町の県九谷焼美術館「色絵・五彩の間」で行われている。

 会場には、同市山代温泉で築窯し、九谷焼・赤絵細描の巨匠として知られた相上芳景あいじょうほうけいさん(1931~2015年)が制作した「立雛たちびな図平鉢」(直径38センチ)など計5点が並ぶ。

 立ち姿の男雛と女雛を描いた立雛は、九谷焼作品では珍しい図柄。また、「玉取たまとり獅子図平鉢」(直径38センチ)は、細部までが見事に描かれた赤絵細描の名品だ。

 展示作品の背景には、中国の子どもたちが遊ぶ様子を描いた初公開の「極彩色唐子からこ図雛屏風びょうぶ」(高さ55センチ、幅280センチ)も飾られている。

 特別陳列は31日まで。問い合わせは、同館(0761・72・7466)へ。

476913 1 ニュース 2019/03/08 05:00:00 2019/03/08 05:00:00 2019/03/08 05:00:00 青磁釉色絵丸文壺(前)などがを示する企画展「九谷のカタチ」(2月1日午前11時41分、加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館で)=竹村一朗撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190307-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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