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雪一段落総出の除雪 宝達志水で計18世帯孤立

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住宅街では地域住民が協力して雪かきをする姿も見られた(11日午前11時39分、金沢市神谷内町で)
住宅街では地域住民が協力して雪かきをする姿も見られた(11日午前11時39分、金沢市神谷内町で)

 県内は11日、冬型の気圧配置が緩んで降雪のピークは過ぎ、大雪の恐れはなくなった。午後には晴れ間ものぞいたが、宝達志水町では倒木で道路が寸断され、計18世帯36人が孤立した。また、降り積もった雪で交通網が乱れ、商品の配達が遅れたスーパーなどで欠品が相次ぐなど、市民生活に大きな影響が出た。

■雪の被害

 県危機対策課などによると、7~11日午後5時時点で、雪や強風による県内の人的被害は死者が1人、重傷者が3人、軽傷者が26人。住宅52棟が一部損壊するなどの被害が出た。

 内灘町の飲食店駐車場では10日、60歳代の男性が車内で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡。津幡署の発表によると、死因は一酸化炭素中毒で、同署はマフラーが雪で塞がれ、車内に排ガスが充満したことが原因とみている。また、羽咋署の発表によると、志賀町の富来漁港では11日午後、雪を捨てようとした軽トラックが岸壁から海に転落し、乗っていた80歳代の男性が心肺停止の状態で病院に搬送された。

 雪による倒木で道路が塞がれ、集落が孤立するケースも出ており、宝達志水町では、同町原地区の14世帯27人が孤立し、除雪や倒木の処理を進めている。同町内では清水原地区や見砂地区でも一時、計4世帯9人が孤立したという。

 福井や富山両県内の道路で立ち往生などが発生した影響で物流も乱れ、県内のコンビニ店やスーパーでは、食料品などの欠品が相次いだ。金沢市諸江町の「アル・プラザ金沢」では、福井などからの輸送が遅れてパンが欠品となり、豚肉や鶏肉、刺し身なども一時品薄状態となったという。同店の担当者は「全体的に品薄で、在庫品で対応している状況だ」と話した。

■鉄道の影響

 JR西日本金沢支社によると、11日は「サンダーバード」や「しらさぎ」など北陸線の特急列車計31本が運休。普通列車も、金沢―敦賀駅間で列車の本数を5割程度に減らして運行した。

 午後からは特急列車の一部で運行が始まり、3連休初日から金沢市内に旅行に来ていた神戸市の会社員男性(64)は「新幹線で東京を経由し、迂回うかいして帰ることも考えた。特急が動いていて良かった」と胸をなで下ろしていた。

■除雪に追われる住民

 市街地では住民らが朝から除雪作業に追われた。金沢市神谷内町では、地域住民ら約30人が協力し、スコップやツルハシで通学路や農道などの雪かきを行った。

 参加した奥谷晴介さん(71)は「雪が固まっている場所もあるので大変。1人で雪かきすることが困難なお年寄りもいるので、互いに協力し合っていきたい」と汗を流した。

 同市の不動産店ではこの日、店を臨時休業し、従業員ら4人が雪に埋もれた社有車周辺などの除雪作業を行った。店長の畑中颯太さん(30)は「来客用スペースの雪かきを早く終わらせて、明日からの業務に備えたい」と話した。

■雪崩などに警戒

 金沢地方気象台によると、最大積雪量は11日午後4時現在で、白山市河内で141センチ、加賀市菅谷で133センチ、珠洲市で90センチ、金沢市で57センチなどとなっている。12日は県内で曇りや雨になる見込みで、気温も上昇することから、同気象台は、山間部での雪崩に注意するよう呼びかけている。

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1762776 0 ニュース 2021/01/12 05:00:00 2021/01/12 05:23:44 2021/01/12 05:23:44 町会で協力して雪かきを行う住民ら(11日午前11時39分、金沢市神谷町で)=石川泰平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210111-OYTNI50027-T.jpg?type=thumbnail

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