積雪 バス遅延や運休
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3連休明けの12日、県内では降雪のピークは過ぎたが、道路や歩道に積もった雪の影響で、通勤・通学時間帯に公共交通機関の大幅な遅延が発生し、小中学校の一部では休校となるなど、混乱が続いた。倒木などで道路が寸断され、計14世帯が孤立状態となった宝達志水町原地区では、復旧作業が進められた。
北陸鉄道によると、この日は通勤・通学時間帯を中心に路線バスが大幅に遅延したほか、一部区間で運休が発生。鉄道も、JR北陸線と七尾線の特急列車計7本(午後6時半現在)が運休した。
また、県教育委員会によると、県内の公立小中学校では計24校が臨時休校となったほか、計69校で授業時間を短縮した。公立高校の計6校では、始業時間を繰り下げたという。
倒木などで町道が塞がれ、計14世帯27人の孤立状態が続く宝達志水町原地区では、復旧作業が行われたが、同町によると、木が十数本倒れ、電柱2本が倒壊するなどの被害が確認されており、午後6時現在、解消されていないという。
市街地では、住民らが雪かきに追われ、金沢市西念の食品問屋「イケウチ」の工場前では出勤した従業員3人が除雪作業に汗を流した。
同社常務取締役の池内克嘉さん(45)は「朝7時から駐車場やごみ置き場などを除雪している。融雪装置がないので大変だが、雪をどかさないと仕事にならない」とうんざりした様子だった。