ビレッジポークサンドイッチ ありす畜産(住田町) 

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豚バラとモモの二重奏

 

美しいカツの断面が食欲をそそる。一人で食べるも良し、誰かと分け合うも良し
美しいカツの断面が食欲をそそる。一人で食べるも良し、誰かと分け合うも良し

箱に収まる3切れのカツサンド。バラ肉とモモ肉が、ミルフィーユのように重なったカツの断面が美しい。かぶりつくと、モチッとした食パンの中にサクッとしたカツの弾力を感じ、素材の持つ甘さが口に広がる。その後、大葉の爽やかな風味が香り、また次の1切れへ手が伸びる。

 カツサンド「ビレッジポークサンドイッチ」は、住田町のありす畜産が、町内の産直施設「イーガストすみた」で販売している。カツには、町特産のブランド豚「ありすぽーく」を使用。トウモロコシや米、大豆かすなど植物性のエサで育て、肉と脂の甘みが特徴だ。

 このカツサンドは、豚バラを使った新商品を模索していた同社社長の水野雄幸さんが、東京のレストランでシェフを務める坂東誠さん(49)に相談して誕生した。水野さんは以前、都内のイベントで坂東さんからありすぽーくを使ったカツサンドを振る舞われ、そのうまさが忘れられなかった。坂東さんは、肉を重ねることでジューシーで食べやすいカツを考案し、野田村特産の塩を使った高級食パン専門店「考えた人すごいわ」(東京都)の食パンと組み合わせた。産直店長の金野博さん(56)は「バラ肉が一番甘みを感じる。モモ肉で食感が変わり、大葉がきいてしつこさがない」と太鼓判を押す。

 2019年秋に、同社の直売所で販売を開始。口コミで人気が広がり、地元を中心にしたリピーターが集まり、3時間ほどで売り切れることもあった。

 今年8月からは、新たに整備された産直に販売窓口を移転。買い物のついでに買う女性客が増えたという。金野さんは「1度食べてもらえれば、2度目3度目も手にとっていただける」と自信をのぞかせる。食パンを毎週後半に東京から取り寄せる関係で、土日限定30食で販売している。

出来たて提供目指す

カツサンドを販売する「イーガストすみた」。地元産の肉や野菜など幅広く扱う
カツサンドを販売する「イーガストすみた」。地元産の肉や野菜など幅広く扱う

 「ビレッジポークサンドイッチ」は同社の調理施設で作られ、産直に届けられている。今後、キッチンカーを用意し、店頭やイベントなどで、出来たてを提供したいとしている。

 揚げたてのカツを使ったカツサンドは、なかなか食べたことがない。カツに歯を通した時の食感とは一体どれほどの――。ああ、食べたい。その前に今の味を再確認しておかなければ。カツサンドに心酔している記者は、こうしてまたダイエットから一歩遠のく。(西村魁)

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2478355 0 うめぇなっす 2021/10/29 05:00:00 2021/11/01 23:20:23 2021/11/01 23:20:23 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211028-OYTAI50004-T.jpg?type=thumbnail

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