飲食店4割が売上4割超減…クラスター原因か
完了しました
県が県内の事業者に毎月行っている新型コロナウイルスの影響に関する調査で、昨年11月は飲食業の売り上げが前年同月と比べて「4割超減った」と回答した割合が4割に上り、10月の前回調査から19ポイント上昇したことがわかった。11月に盛岡市の飲食店でクラスター(感染集団)が発生したことが影響したとみられる。
調査は飲食、宿泊、サービス、小売り、製造、建設など約550社を対象に行った。11月分の結果は、全業種では前月から大きな変動はなかったが、飲食業に限ると売り上げの落ち込みが目立ち、売り上げを「0~20%減」「21~40%減」と回答したのはそれぞれ28%、「41~60%減」は33%(10月調査16%)、「61~80%減」は7%などだった。
飲食業で売り上げの減少幅を4割超とした割合の合計は43%。緊急事態宣言の影響が大きかった4月(71%)と5月(69%)に底を打ち、6月(56%)、7月(48%)、8月(47%)、9月(46%)は横ばい傾向だった。一方、10月(24%)には大きく縮まり、売り上げの回復傾向を見せていた。
新型コロナの経営への影響についても、事業者の92%が「継続している」と回答した。