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名物花火「盛岡どんぱ」、四半世紀ぶり復活へ…9月に1万発打ち上げ

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「盛岡どんぱ」の会場となる高松公園を下見する実行委の(左から)佐藤さん、柴田さん、八木さん。来場客を楽しませる「サプライズ演出」も予定しているという(2日、盛岡市で)
「盛岡どんぱ」の会場となる高松公園を下見する実行委の(左から)佐藤さん、柴田さん、八木さん。来場客を楽しませる「サプライズ演出」も予定しているという(2日、盛岡市で)

 盛岡市の高松公園で約25年前まで行われていた花火大会が、今年9月に復活する。県内の社会人や大学生らでつくる実行委員会が主催し、最大1万発を打ち上げるほか、音楽ライブなども開く。主催者は「コロナ禍でうつむきがちな今こそ、夜空を見上げて明るい気持ちになってほしい」との願いを込める。

 同公園ではかつて毎年8月の盆踊り大会に合わせて花火が打ち上げられ、1万人以上の観客を集めたという。約10年にわたり続いたが、公園内にあった盛岡競馬場が1996年に移転し、スポンサーの確保が難しくなったことなどから大会は打ち切られた。

 同市で建設業を営む八木禅さん(45)は、小学生の頃、両親に連れられて花火を見に行ったことを覚えているという。「10分間に2、3発のペースだったが、終わったと思うと、また花火が上がるのが楽しかった」と懐かしむ。

 八木さんは「自分を育ててくれた盛岡に恩返しがしたい」と約3年前から花火大会の復活を構想。フリーで映像制作を手がける同市の佐藤林太郎さん(31)らが企画に賛同し、昨年6月、本格的にプロジェクトが始動した。秋田県大仙市で毎年開かれる「大曲の花火」の花火師から協力を取り付け、今年9月に最大1万発の花火を打ち上げることが決まった。

 大会当日には「昼の部」として公園内の特設会場でストリートライブや学生によるさんさ踊りも披露される。岩手大や県立大の学生約70人が企画。学生チーム副代表で岩手大3年の柴田康正さん(20)は「企業を相手に営業の経験を積めるなど、大会運営に携わることは自分の財産になる」と充実感を口にする。

 新たな大会の名称は「盛岡どんぱ」とし、花火が「ドン」と上がり、夜空で「パッ」と開く様子を表現した。実行委員長を務める佐藤さんは「コロナ禍でも市民に上を向くきっかけにしてもらうとともに、花火を盛岡の新たな名物にしたい」と意気込む。

 大会は9月25日。観覧スペースの間隔を空けるなどの感染対策を講じ、約5000人の来場を見込む。入場券は前売りが4人席で4500円、当日が5000円。前売り券はチケットサイト「イープラス」などで今月中に発売される。

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2222511 0 ニュース 2021/07/21 05:00:00 2021/07/21 15:11:59 2021/07/21 15:11:59 「盛岡どんぱ」の会場となる高松公園を下見する実行委の(左から)佐藤さん、柴田さん、八木さん。来場客を楽しませようと「サプライズ演出」も予定しているという(2日午後4時13分、盛岡市の同公園で)=広瀬航太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210720-OYTNI50015-T.jpg?type=thumbnail

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