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2回接種全国最低18% 64歳以下 盛岡市民から苦情も

 本県の64歳以下への2回目の新型コロナワクチン接種率は9日時点で18・1%にとどまり、全国で最も低いことがわかった。県は集団接種を実施し、職域接種も始まっているが、現役世代や若年層には依然として行き届いていない。

 県によると、8月29日時点で、2回目の接種を終えた64歳以下(医療従事者などを除く)は10万6390人。一方、65歳以上の高齢者の接種率は87・3%(35万3938人)で、若い世代への接種が遅れている。

 県は接種加速に向け、8月下旬に集団接種を再開。だが、予約が殺到し、毎週水曜の予約日は数分で予約枠が埋まる。10日にはキャンセルが出た61人分を再募集したが、予約開始から約1分で定員に達した。

 接種率が高い県では妊婦や子育て世代などの優先枠を設けているが、本県では今のところ、対象を若年層に絞る予定はないという。担当者は「需要は高く、キャンセル分もすぐにいっぱいになるが、着実に接種を進めたい」と話す。

 また、盛岡市では、国からのワクチン供給量の減少に伴い、60~64歳の接種開始は一部医療機関を除き、当初予定から3週間遅れの8月17日となった。59歳以下への接種が始まるのは集団接種が今月18日から、個別接種は同27日からだ。

 個別接種を行う盛岡市内の開業医は「接種予定の変更に納得のいかない市民は多く、医療機関は苦情の対応におわれている。市民に早く打ちたいが、ワクチン配分は保健所が決めるため、歯がゆい思いだ」と話した。

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