うどん文化 腰据え体験

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「体験を通じて文化にふれてほしい」と話す原田さん(三豊市で)
「体験を通じて文化にふれてほしい」と話す原田さん(三豊市で)
古民家を改修して開いた「うどんハウス」(三豊市で)
古民家を改修して開いた「うどんハウス」(三豊市で)

 ◇「UDON HOUSE」 支配人 原田 佳南子さん 34

 うどんを打って、食べて、地域と触れ合う体験型宿泊施設「UDON HOUSE(うどんハウス)」を、三豊市豊中町に10月下旬、オープンさせた。ターゲットは訪日外国人客ら観光客。「うどんのおいしさはもちろん、体験を通じて讃岐の文化を感じてもらいたい」と意気込んでいる。

   ■     □

 大学卒業後、東京の旅行会社で地域振興に取り組み、2年前に三豊市の担当になった。市の依頼で、うどんをキーワードに観光事業や商品開発に取り組む地域商社「瀬戸内うどんカンパニー」の設立に携わるなどし、月1回は香川を訪れた。

 その際、うどん店に必ず足を運び、そこで「うどん文化」に触れた。「ひやあつ」や「あつあつ」など好みの食べ方で注文し、ひいきの店について熱く語り合う。「うどんで会話ができるのは、ここ(香川)しかない」と感銘を受けた。

 仕事で地方都市を巡り、プロモーション活動を行ってきたが、地方振興に直接関われない物足りなさを感じ、旅行会社を退社。同カンパニーが「うどんハウス」の事業を計画し、任せられる人材を探していると知り、「私がやりたい」と手を挙げた。

 資金はクラウドファンディングも使って集めた。JR予讃線本山駅近くの古民家を購入して改装。同カンパニーなどの協力も得て開業にこぎつけた。6月には「ここなら自分らしく生きていける。ずっとこの場所に寄り添っていきたい」と三豊に移住した。

   ■     □

 施設のコンセプトとしてこだわったのが「体験型」であること。宿泊だけの客は受け入れず、1泊2日のプログラムを用意している。チェックインすると、まず「うどんクラス」で粉の練り込みからうどん打ちを体験。異なるだしの飲み比べも行う。

 打ち終えた後は、うどんと一緒に食べる野菜の栽培農家を訪ねてもらう。「外国人はうどんと共に文化を知りたいと思って来てくれる。住民と交流し、日常の暮らしを見てもらうことが理解に役立つ」との思いからだ。

 2日目には宿泊者に地元のうどん店を巡ってもらい、店によって異なる雰囲気や味を感じてもらう。

   ■     □

 大学時代、タイやインドネシアなど東南アジアをよく旅した。観光名所を巡るより、街中の市場に出かけ、店員とやり取りしながら買い物をしたことで現地の事情が分かり、旅は充実した。体験型にこだわるのは、この経験もベースになっている。

 三豊では、ブドウやミカンなど様々なフルーツが栽培され、父母ヶ浜や紫雲出山など風光明媚めいびな観光資源がある。

 「うどんハウスをきっかけに、この地域の素晴らしさに触れてもらい、地域全体が盛り上がってほしい」

(松本慎平)

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52852 0 人あり 2018/12/09 05:00:00 2018/12/09 05:00:00 讃岐うどんで使われるだしについて話す原田さん(三豊市豊中町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181208-OYTAI50010-T.jpg?type=thumbnail

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