木の壁紙 折り鶴、服地も

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ビッグウィル 東みよし町

薄くスライスした木の商品をPRする近藤佑亮社長
薄くスライスした木の商品をPRする近藤佑亮社長
木の折り鶴
木の折り鶴
木の壁紙が使われた徳島県庁の一室
木の壁紙が使われた徳島県庁の一室

 厚さ0・23ミリ――。木を極限まで薄くスライスする加工技術が生み出す壁紙に、全国から注文が相次ぐ。

 前社長の近藤清美さん(62)が地元に雇用を創出するため、2007年に設立。目を付けたのが、山深い東みよし町で生じる大量の間伐材だ。

 それまでは、チップや くい として使われることが多かったが、薄さを追求した「木材シート」を開発。その加工技術で特許を取得した。作業の一部は、地元の就労支援施設で働く高齢者や障害者が行い、昨年7月からは、近藤さんの長男・ 佑亮ゆうすけ さん(35)が経営する。

 主力商品の一つが、木を薄くスライスした壁紙「 恋樹こいき 百景」だ。従来の木製の壁紙より貼りやすく、木を模したビニール製では表現しきれない木目、木の香りがウケて注文が殺到。全国各地のホテルや音楽ホールなどのほか、徳島県庁にも使われている。

 さらに「樹の紙シリーズ」として、木で作った名刺やのし袋、賞状などを商品化。折り紙ならぬ「折り樹」の鶴には、客から「本当に木なの?」と驚きの声が上がる。ペンケースやギフトボックスなどのオーダーメイドも可能だ。

 その技術に対する評価は高く、ファッションデザイナーの依頼でドレスの「生地」として提供し、東京コレクションに出品されたこともあったという。

 国内外の建材会社などから「加工技術を購入させてほしい」と声がかかるが、全て断っている。モットーは「地元の雇用創出」。佑亮さんは力を込める。「今までに培った技術を生かし、この町で製造を続けていく」(山本貴大)

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