<阪神大震災 24年>災害への覚悟 新た

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「トリアージ」の訓練に取り組む看護師ら(高松市の高松赤十字病院で)
「トリアージ」の訓練に取り組む看護師ら(高松市の高松赤十字病院で)
被災直後の神戸市の様子を伝える写真パネル(高松市の瓦町FLAGで)
被災直後の神戸市の様子を伝える写真パネル(高松市の瓦町FLAGで)

 ◇パネル展や病院、水道復旧訓練

 阪神大震災から24年を迎えた17日、県内でも震災を振り返るパネル展や大規模災害を想定した訓練などが行われ、多くの人が犠牲者に思いをはせ、防災への意識を高めた。(北野浩暉、岡田英也)

   ■悲劇忘れない

 高松市常磐町の瓦町FLAGで開かれている「防災とボランティア展」(市主催)。近年の大規模災害を紹介する写真パネルが展示されるなどし、市民らが足を運んだ。18日まで。

 阪神大震災では、燃え上がる神戸市長田区の街や、ひしゃげたビル、倒れた高速道路など被災直後の様子を写した写真パネルを展示。高松市多肥上町の修理輝男さん(77)は「あの時は高松でも地響きがして、普通の地震ではないとわかった。神戸の追悼の様子をみると、遺族の方の悲しみを痛切に感じる」と語った。

 消防隊やボランティアの活動を伝える写真も並び、東日本大震災の被災地で被災者を救出する高松市消防局の隊員や、西日本豪雨で浸水した岡山県倉敷市真備町の住宅を片付けるボランティアなどが紹介されている。高松市香西町の会社員山本悦子さん(54)は「日本各地で復興する間もなく災害が起こっている。ボランティアの活動を知ることは大切だと思う」と話した。

   ■医師ら初動対応確認

 災害拠点病院の高松赤十字病院(高松市)では、大規模災害時の初動対応訓練が行われ、医師や看護師ら約360人が参加した。

 南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で、院内に災害対策本部を設置し、病棟や機器の損壊状況や入院患者の安否などを確認。傷病者約60人が運び込まれると、病棟の外に設けたテントの中で、看護師らが治療の優先度を決めるトリアージを実施し、重症度に応じて「赤」「黄」「緑」のカードを傷病者に付けていった。

 網谷良一院長(68)は「阪神大震災の日は、災害への認識や覚悟を改めて持ち直す機会になる。訓練でマニュアルに問題点があれば改善していきたい」と話した。

   ■児童ら給水活動も

 県内の水道事業を担う県広域水道企業団は、坂出市立府中小で水道管の復旧訓練を実施し、同小児童や住民も給水訓練を行った。

 同企業団職員や児童ら計約180人が参加した。職員らは地震で壊れ、水漏れしている水道管の破損部分に金具をはめ、ボルトを締めて水を止める作業を確認した。児童や住民らは、給水車から6リットルの防災用袋に水を入れてもらうと、それを背負って運んだ。

 東日本大震災の際、岩手県釜石市で水道の復旧活動にあたった同企業団の西村重則事務局次長は「現地で子どもたちが積極的に給水のボランティアをしてくれた。阪神大震災の日に訓練を行い、防災への意識を持ってもらうことは大切」と話した。

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47010 0 ニュース 2019/01/18 05:00:00 2019/01/21 14:00:30 2019/01/21 14:00:30 「トリアージ」の訓練に取り組む職員ら(高松市の高松赤十字病院で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190117-OYTNI50052-T.jpg?type=thumbnail

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