医療功労賞 県内2人

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 地域医療に貢献した人を顕彰する「第47回医療功労賞」(読売新聞社主催、厚生労働省、日本テレビ放送網後援、損保ジャパン日本興亜協賛)に、県内から綾川町国民健康保険陶病院長、大原昌樹さん(58)と、多度津町社会福祉協議会事務局長で保健師、藤原安江さん(61)の2人が選ばれた。表彰式は7日、読売新聞高松総局で行われる。

綾川町国民健康保険陶病院長
綾川町国民健康保険陶病院長

 ◇介護との連携高める

 ◇大原 昌樹さん 58

 前任地の三豊総合病院時代も含め、在宅医療に取り組んできた。今も院長という要職の合間を縫って自ら往診に向かう。「管理業務も大切だけど、私には臨床が一番向いている」

 在宅医療には、地域全体での支えが必要だ。病院での治療、リハビリ、退院後の介護と関わる人が一丸となって、患者に向き合わなければならない。

 切れ目のない(=シームレス)医療・介護を目指し、2005年、他の医師らと共に「香川シームレスケア研究会」を設立。医師、看護師、介護支援職員ら多職種が集まって研究会を重ね、医療介護地域連携パスを完成させた。関係機関が患者情報を共有し、ケアするためのマニュアルだ。

 地域医療を志したのは、自治医科大1年生の時。新潟県内の病院での研修だった。山間部の医師が少ない集落で、寝たきりになった高齢者の往診に同行すると、先々で「また来てください」と懇願された。「ただの学生なのに頼られて、やりがいを感じた」と振り返る。受賞に「医療と介護の連携を通して、これからも地域の役に立っていきたい」と意気込んだ。

多度津町社会福祉協議会 事務局長
多度津町社会福祉協議会 事務局長

 ◇地域包括看護 進める

 ◇藤原 安江さん 61

 保健師として36年間、地域住民の健康を支えてきた。

 高校時代に「人と関わったり、人のために動いたりすることが好き」と、当時住んでいた広島市の看護学校に進学。正看護師と保健師の資格を得た。

 結婚を機に多度津町に移り住み、町の保健師として活躍。妊婦相談や新生児への全戸訪問などに尽力し、新生児死亡の改善に努めた。精神障害者の退院支援や退院後の生活支援も行ってきた。

 地域包括ケアを念頭に病院や福祉・介護施設などで働く看護師の連携を目指し、2015年、日本看護協会のモデル事業として「わが町の看護チーム」を結成。様々な職域の看護師や保健師が情報交換する研修会などを重ね、17年には住民も加わるようになった。

 こうした取り組みで、住民から看護師や保健師の顔が見えるようになり、「病気になっても、住み慣れた場所で様々な支援を受けられるようになる」と話す。

 取り組みを後輩へ受け継ぐため、昨年4月、町社協事務局長を引き受けた。「先輩や住民のおかげで受賞できた。この賞が、若い人たちの励みになることを願いたい」と目を細めた。

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416691 0 ニュース 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 大原昌樹病院長(綾川町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190131-OYTNI50094-T.jpg?type=thumbnail

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