オリーブ牛 米で猛烈人気

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アメリカでのオリーブ牛人気を説明するニックさん(右、県庁で)
アメリカでのオリーブ牛人気を説明するニックさん(右、県庁で)
オリーブ牛のサーロイン。食感やうまみがアメリカで支持されている=讃岐牛・オリーブ牛振興会提供
オリーブ牛のサーロイン。食感やうまみがアメリカで支持されている=讃岐牛・オリーブ牛振興会提供

 ◇NY著名ライター紹介

 ◇今年度100頭輸出 脂の甘さ、食感 絶賛

 県産品の主力に成長した「オリーブ牛」が、アメリカで人気を呼んでいる。ニューヨーク(NY)の著名なフードライターが、特有の脂の甘さや肉質に感心し、ウェブメディアで紹介したところ、知名度が高まり、今年度は既に約100頭が米国に輸出された。県は「食肉の本場で認知されれば、国内外でブランド力が向上する。輸出量も増やしていきたい」としている。(岡田英也)

 フードライターのニック・ソラレスさん(50)は2016年6月にNYでオリーブ牛を試食して、その味わいに注目。3か月後に来日し、県内で取材した。自身がプロデュースする食の情報サイト「The Meat Show」で飼育方法や肉質、味などを紹介する動画を配信すると、これまでに200万回以上再生され、米国内でオリーブ牛の名が広まった。

 県やニックさんによると、米国では「Olive‐fed Wagyu Beef」などと表記され、17年秋にシアトルのホテルでステーキが初めて提供され、現在はNY、サンフランシスコ、ラスベガス、シカゴのステーキハウスなど約10店が取り扱っている。関税や輸送費で2オンス(57グラム)25~30ドル程度と高価になるため、ほかの牛肉と合わせて提供されることが多いという。

 東京や県内で開かれたオリーブ牛の講習会に招かれて来日したニックさんは今月5日、県庁の浜田知事を表敬した。「繊細な食感、脂の甘さが和牛の中でも特に際立っているとNYのトップシェフが認めている」と太鼓判を押し、「日本では薄切りにする料理が多いが、アメリカでは厚切りステーキで売り込む方がいい。これからも情報発信して応援していきたい」と話した。

 オリーブ牛は、12年度に初めて1頭をマカオに輸出。その後、タイ、シンガポール、フランスなどに拡大し、15年度の輸出は60頭を超えた。今年度は約150頭になる見込み。米国への輸出は衛生基準などから鹿児島県で食肉にし、ステーキに適したリブロースやサーロイン、フィレの部位を輸出している。

 日本を代表するブランド牛「神戸ビーフ」の昨年度の輸出量は、神戸肉流通推進協議会(神戸市)によると、693頭で総数では及ばないが、輸出先はヨーロッパやアジアが中心で米国向けは91頭だったという。讃岐牛・オリーブ牛振興会の森山英樹会長は「アジアやヨーロッパでは、和牛同士の競争が激化して定着していないが、米国への輸出は順調で、この調子を持続していきたい」と期待する。

<オリーブ牛> 黒毛和牛の讃岐牛に出荷前の2か月以上、オリーブの搾りかすを混ぜた飼料を1日100グラム以上与えることが条件で、県や業界団体でつくる「讃岐牛銘柄推進協議会」が認定する。グルタミン酸などのうまみ成分や抗酸化成分が高く、さっぱりした味わいが特徴だ。2017年度の出荷頭数は2167頭。

435298 0 ニュース 2019/02/08 05:00:00 2019/02/08 05:00:00 2019/02/08 05:00:00 アメリカでのオリーブ牛人気を説明するニックさん(右)(県庁で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYTNI50083-T.jpg?type=thumbnail

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