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地元の野菜などをふんだんに使った弁当(高松市で)
地元の野菜などをふんだんに使った弁当(高松市で)

ひとり親家庭無料 高松の会社

 日々の食事に困っている人たちに栄養のある食事をとってもらおうと、高松市木太町の造園会社「アール・ツゥ」が、弁当を1家族につき500円で提供している。ボリュームたっぷりの弁当に、地元産の野菜などが付き、ひとり親家庭と一人暮らしの学生は無料。地元農家が食材を寄付したり、ボランティアが弁当作りを手伝ったり、善意の輪が広がっている。(畝河内星麗)

食材付き 農家、住民も協力

■一人暮らし学生にも

 6月下旬の夕方、閑静な住宅街の一画にあるアール・ツゥの事務所に、親子連れや仕事終わりの会社員らが続々と現れた。

 「今日もおいしくできとるよ」。代表の長友恵子さん(53)が弁当を手渡す。用意した36食はあっという間になくなった。受け取った人たちは「これはどうやって作るんですか」などと立ち話をして、笑顔で帰って行った。

 この日のメニューは、プロの料理人らがボランティアで作ったイタリア料理中心の全9品目。野菜は地元産で、長友さんの取り組みに賛同した農家などから譲り受けたものだ。

 食堂は毎月第2・4木曜午後5時から開き、ひとり親家庭と一人暮らしの学生には無料で配る。中学生と高校生の子どもを持つひとり親の50歳代女性は「食堂の存在を知り、月2回の楽しみができた。食べ盛りの子どもがいて、食費はたいへん。とてもありがたい」と喜ぶ。

■母たちのため

 一人で育児と家事を担う母親、仕事に追われる共働き夫婦……。友人たちの苦労を目の当たりにした長友さんは2019年8月、「少しでも助けたい」と無料の食堂を始めた。「食を通じて幅広い世代が交流する場になれば」との思いから「アール・ツゥふれあい食堂」と名付けた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大した昨春、テイクアウトに切り替え、長く続けていくため、利用者に実費の500円を負担してもらうことにした。弁当は手作りで、前日に数人のボランティアと調理する。

 食堂には、農家などから寄付を受けた地元の野菜や近隣の住民が作った保存食、菓子などが並び、「生活の足しにして」と、弁当と一緒に笑顔で手渡す。

 新型コロナが収束したら、食堂内での食事を再開し、利用者同士が語り合う姿を見たい。長友さんはその日が来るまで続けるつもりだ。「『おいしい』という食の喜びや感動は、明日を生きる支えになるんです」

      ◇

 食堂は要予約。食材の寄付やボランティアも募集している。問い合わせは、アール・ツゥ(087・813・6886)。

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2366867 0 ニュース 2021/09/15 05:00:00 2021/09/15 05:00:00 2021/09/15 05:00:00 地元の野菜などをふんだんに使い、全9品目のおかずが詰まった弁当(高松市で)=畝河内星麗撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210915-OYTNI50007-T.jpg?type=thumbnail

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