〈1〉創る新しい世界 インスタ閲覧100万人

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ソルトミルなどを使い、ミニチュアアートを制作する田中さん
ソルトミルなどを使い、ミニチュアアートを制作する田中さん

 青いスポンジは大海原に、T字カミソリはスキー場のリフトに――。鹿児島市のミニチュア写真家・田中達也さん(36)は、日用品を別のものに見立てて独自の世界を創り、写真に撮って画像共有サービス「インスタグラム」に投稿している。毎日更新する「ミニチュアカレンダー」のフォロワー(閲覧者)は、国内外で100万人を超える。

 きっかけは2011年に挙げた自身の結婚式だった。ミニチュアをあしらった席次表を作ろうと、式の3か月前から制作を始めた。当時、鹿児島市のデザイン会社に勤務しており、ミニチュア制作は趣味の一つにすぎなかった。

 「せっかくだから」と手がけた作品をインスタグラムに投稿していくと、少しずつ評判を集め、やがて毎日更新することが日課になった。作品は様々なメディアで取り上げられ、昨年放送されたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像にも使われた。

 11月下旬、同市の自宅兼アトリエで制作の様子を見せてもらった。

 「今日は塩を砂浜に見立てます」と田中さん。岩塩を削る調理器具「ソルトミル」を5本並べた後、青い台紙に塩をちりばめる。脇に小さなヤシの木を立てると、海辺にそびえる宮殿の姿が浮かび上がった。

 仕上げに小さな人形を配置し、漂着した海賊船を先住民が警戒する様子を表現した。タイトルは「よそ者へは塩対応(素っ気ない対応)」。共感を示す「いいね!」は約5万件ついた。

 作品は個展でも発表している。昨年6月には台湾で初開催し、約11万人を集めた。「言葉が分からなくても共感できるのがミニチュアアートの魅力」と話す田中さん。今後は、約9万人のフォロワーがいる米国や欧州でも個展を開きたいと考えている。

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2029 0 かごしま発 2018/01/01 05:00:00 2018/01/01 05:00:00 キャプション別送り https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180105-OYTAI50021-1.jpg?type=thumbnail

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