<5>キャラ集結させ古里PR 催しに県外が注目

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キャラクターに囲まれながら「鹿児島の魅力を発信したい」と語る外山さん
キャラクターに囲まれながら「鹿児島の魅力を発信したい」と語る外山さん

 県内で活動するご当地キャラクターが相撲で対決する「鹿児島キャラ相撲」。商業施設などで昨年5月から不定期で開催し、多くの親子連れなどを楽しませている。仕掛け人で、人気ご当地ヒーロー・薩摩剣士隼人を制作した映像制作会社「ボッケモンプロ」の副社長、外山雄大さん(48)は「キャラクターが組織の垣根を越えて集まる。ずっと目指していたものに近づいてきた」と手応えを語る。

 「目指していたもの」とは、様々なキャラクターを活用して鹿児島をPRすることだ。県内には自治体や企業が制作したものが約200体あるが、それぞれ個別に活動するのが一般的だった。

 「一つにまとめれば、大きな発信力を持つのではないか」。外山さんは昨年2月、一般社団法人「チェスト連合」を設立。多くの自治体や企業が活動に賛同し、キャラクターを生かしたPRイベントの依頼が次々と舞い込むようになった。

 キャラ相撲はこれまでに7回ほど開催し、毎回10体前後が参加している。それぞれの地域代表が繰り広げる真剣勝負の様子は、SNSなどを通して全国に発信されている。

 子どもの頃からヒーローが好きだった。おもちゃはあまり買ってもらえなかったため、折り紙やマッチ棒で手作りしていたという。やがて「いつか自分のヒーローをつくりたい」と思うようになった。

 その夢をかなえたのは、個人事業でイベントや着ぐるみの制作を手がけていた2004年頃。ヨーヨーやメンコといった遊びを通して、楽しく生きることを教えるヒーロー「オモチャキッド」を制作し、各地でショーを開催した。人気は高まり、地元のテレビ局でシリーズ放送もされた。

 その後、維新ふるさと館(鹿児島市)から西郷隆盛の紙芝居制作を依頼されたのをきっかけに、鹿児島の歴史や文化の面白さを再確認した。「ヒーローだったら、こうした鹿児島の魅力を子どもだけでなく大人にも伝えられるのではないか」

 そんな考えで制作したのが、薩摩剣士隼人だった。鹿児島弁を使う示現流の達人・隼人は今、テレビ放送やCMのほかイベントにも引っ張りだこで、鹿児島を代表する人気者になった。

 外山さんの活動は今、少しずつ求心力を持ち始めている。昨年夏には、栃木県の団体から一緒に活動したいという連絡が寄せられた。年内に東京でキャラ相撲のイベントを催すほか、明治維新150年に合わせ、幕末の薩摩藩をテーマにしたミュージカルの脚本も書くつもりだ。

 「子どもや、かつて特撮ものにひかれた父親世代を中心に、幅広く関心を持ってもらい、鹿児島のどこに行っても、それぞれの地域でそれぞれのキャラクターが浸透する状態になるまで活動を続けたい」

 古里を思う気持ちを胸に、これからもキャラクターとの二人三脚は続く。

(おわり)

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2125 0 かごしま発 2018/01/07 05:00:00 2018/01/07 05:00:00 ゆるキャラを使い鹿児島の素晴らしさを世界に発信したいと語る外山さん(26日、鹿児島市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180106-OYTAI50000-1.jpg?type=thumbnail

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