海の幸や温泉魅力<肥薩おれんじ鉄道>

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夕日を浴びながら、東シナ海沿いを走る肥薩おれんじ鉄道の列車
夕日を浴びながら、東シナ海沿いを走る肥薩おれんじ鉄道の列車
道の駅「阿久根」で提供される伊勢エビ料理
道の駅「阿久根」で提供される伊勢エビ料理
八代駅で入手できる肥薩おれんじ鉄道の手書きの鉄印帳
八代駅で入手できる肥薩おれんじ鉄道の手書きの鉄印帳

 鉄道の旅の記念となる「鉄印」。県内を走る路線では、肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)の八代駅(同)、川内駅(薩摩川内市)で鉄印がもらえる。沿線では、海の幸などのグルメや様々な温泉が乗客を迎える。

 肥薩おれんじ鉄道は八代駅から川内駅までの全長116・9キロを結ぶ、本土最南端の第3セクター路線だ。九州新幹線の開通に伴い、JR九州の鹿児島線の一部を2004年に引き継いだ。名前は沿線の特産品であるかんきつ類が由来。東シナ海や八代海を望む海岸線を走り、夕刻には水平線に沈む鮮やかな夕日が乗客の目を楽しませる。

 7月に九州を襲った豪雨の影響で、八代駅―佐敷駅(熊本県芦北町)の間は不通となっており、早期復旧に向け作業が続いている。

 沿線では、季節ごとの海の幸を堪能できる。秋には近海で取れる伊勢エビが旬で、阿久根市の阿久根駅周辺を中心に「伊勢えび祭り」が行われている。今年は道の駅「阿久根」など市内12店舗が参加。今月31日までの期間中、和食からフランス料理まで、新鮮な伊勢エビを使った様々な料理を味わうことができる(店によっては予約が必要)。

 温泉も魅力だ。熊本県津奈木町の津奈木駅から徒歩10分の「つなぎ温泉『四季彩』」には、全国でも珍しいモノレールで行く展望露天風呂がある。山の中腹に造られた露天風呂からは街並みや山々を一望することが可能で、温泉と絶景を同時に楽しむことができる。このほか、日奈久温泉街(熊本県八代市)や湯の児温泉(同県水俣市)、川内高城温泉(薩摩川内市)など、沿線には個性豊かな温泉街が点在している。

 観光列車「おれんじ食堂」も人気。車両や内装のデザインは、九州新幹線も手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当し、車内のレストランで地元の食材を使った料理に舌鼓を打つことができる。事前予約が必要で、現在は豪雨の影響により、川内駅―出水駅間で運行。同鉄道企画営業課の山下鎮さんは「鹿児島と熊本、それぞれ違った景色が楽しめ、おいしいものもたくさんある。鉄印帳を片手に遊びに来てほしい」と話した。

夕日描かれた2種類

 肥薩おれんじ鉄道の鉄印は2種類あり、八代駅では駅員が手書きで記帳してくれるほか、川内駅では鉄印帳に貼り付ける書き置き印がある。

 手書きの鉄印は、東シナ海に沈む太陽と水面みなもに映る光をイメージしたスタンプの上から、駅員が日付と「おれんじ鉄道」の文字をその場で書く。鉄印の販売開始を前に、8人の駅員が総出で練習を重ねたという。書道経験者の達筆な文字から、かわいらしい文字まで、それぞれの個性も魅力の一つとなっている。

 川内駅の書き置きの鉄印は、夕日をバックに走る列車を描いた写実的な風景画となっている。

 鉄印帳は両駅で販売している。鉄印帳は2200円、記帳料は直筆500円、書き置き300円(いずれも税込み)。問い合わせは同鉄道企画営業課(0996・63・6860)へ。

(姫野陽平)

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

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1535614 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:30:12 2020/10/13 19:30:12 夕日を浴びながら、東シナ海沿いを走る肥薩おれんじ鉄道の列車(7日午後5時55分、薩摩川内市で)=鹿児島支局_姫野陽平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50130-T.jpg?type=thumbnail

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