鶴田ダム再開発が完了 川内川流域水害に強く

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再開発事業が完了し、記念放流が行われた鶴田ダム
再開発事業が完了し、記念放流が行われた鶴田ダム

 2006年の県北部集中豪雨で、甚大な被害が出た川内川流域の治水を目的とした鶴田ダムの再開発事業が完了し、27日、さつま町神子の現地で記念式典が開かれた。国土交通省や県、流域自治体などから約300人が出席し、水害に強い河川環境づくりに向けて気持ちを新たにした。

 国交省によると、同年7月、川内川沿いの同町と薩摩川内市、伊佐市、湧水町などで、5日間で1000ミリを超す猛烈な雨が降り、15か所の水位観測所の11か所で最高水位を記録。約2800ヘクタールが浸水し、家屋の被害は2347戸に及んだ。

 被害を受けて、国は河川復旧などに着手。11年までに約375億円をかけて築堤や河道掘削、分水路の整備などを行った。同時に1966年完成の鶴田ダム(堤の長さ450メートル、高さ117・5メートル)も再開発。昨年10月に本体工事が終了し、関連施設の整備を進めていた。

 再開発でダムの洪水調節容量は、1・3倍の9万8000立方メートルに増え、2006年と同規模の水害でも、流域の水位を低く抑えられる。放流管も増やすなどして調節機能も向上させた。事業費は約711億円。長さ約60メートルの掘削、水深約65メートルの設計などは国内のダム再開発では最大規模という。

 式典では、記念放流があり、出席者と地元の子どもたちが放流ボタンを押し、くす玉を割った。ダムには虹が架かり、周囲から大きな歓声が上がった。

 国交省川内川河川事務所の安部宏紀所長は「住民に愛され、誇りに思える川内川にしていく」と強調。さつま町の日高政勝町長は「川内川を地域活性化に生かし、新たな観光開発にも取り組みたい」と語った。

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401695 0 ニュース 2019/01/28 05:00:00 2019/01/28 14:26:11 2019/01/28 14:26:11 再開発事業終了の記念放流が行われた鶴田ダム https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190127-OYTNI50005-T.jpg?type=thumbnail

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