学生のみ消防団 発足へ 人手確保し裾野拡大 鹿児島市消防局が県内初

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 地域防災の担い手を育成しようと、鹿児島市消防局は新年度から、学生のみの消防団「学生機能別分団」を発足させる方針だ。幅広い人材を使って消防団員の裾野を広げ、防災力を維持する計画で、県内初の試みという。(橋本龍二)

 学生機能別分団は、実際の消火活動をしない消防団。主に、避難所での物資の搬送といった運営補助のほか、被災者の心臓マッサージなどの救護措置を行う。また、マラソンや花火などのイベント時に見物人の誘導や警備も担当する。

 加入条件は、鹿児島市内の大学や短大、専門学校に通う学生か、市内在住で市外の大学などに通う学生。定数は200人で、面接などを通じて加入が決まる。報酬は年間8000円で、これとは別に、1回の活動で3500円が支給される。

 消防団員は各地で減少傾向にある。総務省によると、2018年4月現在、全国に約84万3700人いるが、この10年で5%減少した。鹿児島市でも、必要な団員数1571人に対し、加入しているのは2月1日現在1494人で、定数を満たしていない。

 現状を少しでも好転させようと、同市消防局は17年3月、団員の確保・増員などを推進する計画を策定。今年度から女性消防分団を発足させており、現在、20~62歳の計45人が応急手当ての普及などに務めている。

 学生の活用も計画の一環で、同市消防局警防課の松下剛課長は「大きな災害では人手が足りず、地域の防災力が必要なのは明らか。多くの学生に加入してもらいたい」と話している。

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