人も霧島も褒め合おう 市「キリシマイスター」事業

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ノートを見ながら「褒められるのはうれしい」と語る杉川さん夫婦
ノートを見ながら「褒められるのはうれしい」と語る杉川さん夫婦
市が配布している「ソーシャル日記システム」と「キリシマイスターカード」
市が配布している「ソーシャル日記システム」と「キリシマイスターカード」

 「褒める」をテーマに霧島市が展開する事業「キリシマイスター」が注目を集めている。身近な人や地域の褒めたいエピソードなどを書いて渡す交換日記やカードを市民に配布しており、市は「褒め合うことで、霧島市に愛着を持ってほしい」としている。

 「お茶のおもてなしがうれしかった」「地元にこんなお店があるのは自慢です」「霧島の雄大な自然に感動した」――。同市牧園町の雑貨店「きりん商店」に置かれた3冊のノートには、店を訪れた人たちが思い思いの言葉をつづっている。同町にUターンし、夫と一緒に店を営む杉川真弓さん(37)は「褒められるのは地元出身としてうれしいし、霧島に帰ってきたことを自慢できる」と喜ぶ。

 ノートは「ソーシャル日記システム(SNS)」と名付けられた「交換日記」。誰かを褒めるエピソードや、うれしかったこと、地域の魅力的な場所などを書き込み、手渡しで次の人に渡すという“世界一アナログなSNS”だ。職場や学校で回したり、店頭に置いたりと、使い方は様々という。

 市は2016年、市の魅力をもっと知ってもらおうと「キリシマイスター」事業をスタートし、相手の良いところを記す「キリシマイスターカード」の配布を始めた。霧島PR課の亀石和孝さん(44)は「ネットが台頭するこの時代だからこそ、面と向かったコミュニケーションが重要」と強調する。

 取り組みは学校や会社などにも広がり、効果も表れている。市内の小学校では、授業の一環でマイスターカードを使った「褒める授業」を導入。その後、2校から「不登校の児童が学校に来るようになった」との声が寄せられた。また運転手同士で褒め合う活動を始めたタクシー会社では、接客の質が以前よりも向上したという。

 亀石さんは「褒め合うことで郷土愛を育み、色々な人に、市の魅力を広く発信してもらいたい」と期待を込めていた。

 交換日記やカードは市役所で配布している。問い合わせは霧島PR課(0995・64・0705)へ。

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611707 0 ニュース 2019/05/31 05:00:00 2019/05/31 05:00:00 2019/05/31 05:00:00 「褒められるのはうれしい」と語る杉川さん夫婦(30日、霧島市牧園町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190530-OYTNI50016-T.jpg?type=thumbnail

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