町道開通 屋久島にぎわい戻る 登山シーズン前 関係者安堵

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 5月の大雨による土砂崩れで通行止めとなっていた屋久島町の町道が開通した8日、待ちわびた登山客が、再開されたバスで登山口を目指し、屋久島はにぎわいを取り戻した。一方、夏の登山シーズン前の開通に、同町の観光関係者は安堵あんどの表情をみせた。(木下倫太朗)

 午前4時半、登山客向けバスのチケット売り場がある「屋久杉自然館」前には、30人以上が再開されるバスを待った。このバスで「荒川登山口」まで行き、縄文杉に向かうルートは日帰りで登山しやすい。名古屋市から家族3人で訪れた鈴木達也さん(50)は「初心者なので、時間や体力の面を考えると、バスの再開はありがたい」と歓迎した。

 バスは午前中に、計3便が20分間隔で出発。午前5時からの第1便は、町職員ら約10人が法被姿で見送った。35分ほどかけて登山口に到着した登山客は、大きなリュックを下ろし、朝食のおにぎりを頬張ったり、準備体操をしたりした。東京都の橋本加名子さん(51)は「一度は縄文杉を見てみたかった。下山する時は疲れているので、バスが使えるのは安心する」と語った。

 屋久島観光協会によると、昨年、町道を利用し、荒川登山口から縄文杉へ向かった登山客は約6万人。7、8月には月平均約8000人が利用した。大雨の後、島内の宿泊施設では約4000件のキャンセルが出ており、関係者は早期の町道開通を望んでいた。

 同町観光まちづくり課の竹之内大樹課長(56)は「夏休み前に、町道が開通できた意味は大きい。島を訪れる観光客数が回復してほしい」と期待。同様の大雨が発生した場合の対応も急務で、同協会の日高順一事務局長(69)は「国や県には、避難小屋などの十分な整備を求めたい。縄文杉に向かう方にも、装備や行動計画をしっかり整えて入山してもらいたい」と話していた。

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