雄川の滝と佐多岬 客急増 「西郷どん」効果 観光整備進む

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大河ドラマなどで取り上げられた「雄川の滝」
大河ドラマなどで取り上げられた「雄川の滝」
3月にグランドオープンした佐多岬の展望台
3月にグランドオープンした佐多岬の展望台

 南大隅町の雄川の滝と佐多岬の観光客が急増している。観光地としての整備が進み、メディアに取り上げられたこともあって、昨年の入込客数は、前年比約15万人増の約26万人に達し、今年は前年同期を上回るペースで推移している。町内の商業施設などには波及効果も出ており、少子高齢化が進む町の活性化にも期待がかかる。(池田圭太)

 今月11日、雄川の滝は平日にもかかわらず多くの観光客でにぎわっていた。徳島市から訪れた中西佳奈さん(28)は「迫力があって気持ちいい。リフレッシュできます」と喜んだ。

 エメラルド色に透き通った滝つぼが人気の雄川の滝は、昨年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングに登場。メディアに取り上げられる機会が増え、認知度が急上昇した。県が展望デッキや遊歩道、駐車場の整備を進め、昨年8月には国立公園に編入されたこともあり、集客に拍車がかかっている。

 佐多岬は、旧有料道路「佐多岬ロードパーク」を含めて国と県、町が総事業費32億円をかけて段階的に整備。3月に「グランドオープン記念式典」が開かれたばかりだ。

 町観光課によると、昨年の雄川の滝の入込客数は約16万4300人(前年比約10万7200人増)、佐多岬は約9万5400人(同約4万2800人増)を記録。今年は、5月末までに雄川の滝に約6万2300人(前年同期比約1万1800人増)、佐多岬に約6万400人(同約1万7700人増)が訪れた。

 ゴールデンウィーク中はそれぞれ、駐車場まで2時間待ちの渋滞が発生するほどの人出だった。順調な客数の増加について、同課は「(滝と岬の)相乗効果もあるのでは」と推測する。

 町と指宿市を結ぶ「フェリーなんきゅう」の昨年度の旅客数が前年度に比べて15%増えたほか、町内の「道の駅根占」では昨年の売り上げが「前年の1・5倍ほどに増えた」(小田口正駅長)と言い、にぎわいが波及し始めた。

 同町の高齢化率は2015年10月1日現在、県内トップの45・6%だったが、今月1日現在、48・24%に上昇しており、同課の留中真鼓さん(22)は「一時的なブームに終わらせないように魅力をアピールし、町の活性化につなげていきたい」としている。

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636636 0 ニュース 2019/06/14 05:00:00 2019/06/14 05:00:00 2019/06/14 05:00:00 大河ドラマなどで取り上げられた「雄川の滝」 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190613-OYTNI50043-T.jpg?type=thumbnail

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