おもちゃ病院発足10年 霧島

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 壊れたおもちゃを直す「きりしまおもちゃ病院」(霧島市)が今年5月で発足10年を迎えた。2018年度だけで160件、10年間で約1500件を修理したという。院長の児玉昇さん(72)(同市牧園町高千穂)は「いい仲間に恵まれたうえに、仲間やお客さんを大事にしてきたから続けてこられたと思う。これからも困っている人がいれば助けたい」と意気盛んだ。

 2009年に県社会福祉協議会が開いたおもちゃドクター養成講座を受講した児玉さんら約20人で発足した。

 現在、「ドクター」は霧島市を中心に男性18人、女性1人の計19人。小中高校の教員や会社役員、農業など経歴は様々。当初はおもちゃの修理に関してはほとんどが素人だった。

 毎月2回(2週目の水曜日と4週目の日曜日)、同市国分総合福祉センターで午前10時から午後3時まで開いている。1回につき平均で5、6人程度のお客さんが来場する。部品代はかかるが修理は無料。子どもだけではなく大人も持ってくる。

 扱うのは、無線操縦で動かす車や、おもちゃのドローン、電池で動いたり鳴いたりする動物のぬいぐるみなど多岐にわたる。その場で直せないときは預かって自宅で直す。1日~1週間程度でよくなるという。

 児玉さんは「最近は電子回路が組み込まれ、仕組みが複雑な物が多く、手間がかかる。設計図や説明書がないものもある。原因を究明するまでが難しい」と苦労を語る。

 しかし、「直った時、お客さんの喜ぶ様子を見たり、感謝されたりすると、やって良かったという気持ちになる。複雑な仕組みのおもちゃを直せたときには『できた』という達成感がある」と手応えを感じている。

 今月23日に開かれた「病院」には、同市隼人町住吉、会社員瀬戸口一彦さん(43)夫婦と次男(6)が壊れた電子ピアノを持って訪れた。鍵盤の一つが外れ、音が鳴らないことがあるという。瀬戸口さんは「気軽に来られて直接説明をしたり受けたりできるのでありがたい。無料なのも助かります」と話していた。

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