大雨 復旧作業急ぐ 堤防決壊の大里川など

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大里川で行われている堤防の修復工事(いちき串木野市で)
大里川で行われている堤防の修復工事(いちき串木野市で)

 梅雨前線が停滞している影響で、県内では2日も断続的に雨が続いた。今後も大雨が予想されているため、すでに被害が出ている場所では急ピッチで復旧作業が続いた。

 鹿屋市王子町では住宅のブロック塀が倒壊し、一時道路をふさいだ。近所の人が同日未明、崩れるような音を聞いたという。朝から消防団員らがブルーシートをかぶせるなどの処置に追われた。住民の山元知佐子さん(56)は「土台の土がえぐれていて、よほど雨が強かったのではないか。けが人がいなくて良かった」と声を震わせた。

 霧島市国分川原で倒木が市道をふさいだため、作業員がチェーンソーやパワーショベルを使って除去した。また、現場から約50メートル離れた場所では土砂崩れも起きていた。

 鹿児島市西佐多町では、前日の大雨で同町を流れる思川の一部が氾濫し、周囲の田んぼに流れ込んだ。午前中に確認に来た農業上野和己さん(73)は、「昨日は腰の位置まで水につかっていた。これから川から流れてきたゴミや軽石を取り除きます」と話していた。

 1日に2か所の堤防が決壊したいちき串木野市の大里川では、壊れた部分の応急措置を急いでいる。長さ約50メートル、幅約15メートルが壊れた現場では、河川管理者の県から委託を受けた建設会社が作業しており、一つ1・5トンの大型土のうを約120個積む予定。

 2日は午前7時頃から開始。約10人の作業員がパワーショベルを使って地盤を固め、土のうを積む作業を続けた。県河川課によると、後日、改めて本格的な護岸工事を実施するという。

 鹿児島地方気象台によると、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅地方で、5日頃にかけて記録的な大雨が続く恐れがある。特に、3日昼前から4日にかけて、1時間80ミリ以上の猛烈な雨が降り、6月28日からの総降水量が1000ミリを超える場所も出てくるという。

 同気象台は不要不急の外出は控え、雨の強まる前や明るい時間帯に避難するように注意を呼びかけている。

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669112 0 ニュース 2019/07/03 05:00:00 2019/07/03 05:00:00 2019/07/03 05:00:00 2か所の堤防が決壊した大里川で続く修復工事(2日午前9時11分、鹿児島県いちき串木野市で)=白石一弘撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190702-OYTNI50039-T.jpg?type=thumbnail

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