冬の味覚初競り
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鹿児島市中央卸売市場の魚類市場と青果市場で5日、初競りが行われた。
同市城南町の魚類市場では、朝早くから県内外で水揚げされたアジ、マグロ、イカなどが並べられた。競りに先立った式典では同市の下鶴隆央市長が「新型コロナウイルスの影響は予断を許さないが、鹿児島の海の魅力を発信し、新しい時代に対応した市場作りに取り組んでいく」とあいさつ。市水産物卸売協同組合の山口憲一郎理事長は「感染予防対策を徹底して、安全・安心な市場を守り続けていく」と決意を語った。午前6時頃、下鶴市長が競りの開始を告げる鈴を鳴らし、仲買人らが買値を示して次々に競り落としていった。
同市によると、2020年の総取扱額は魚類市場が146億5500万円(前年比4億6400万円減)、青果市場は341億700万円(前年比24億5600万円増)。新型コロナウイルスの影響でホテルや飲食店で鮮魚の需要が減った一方、野菜や果実は家庭で消費する需要が高まったという。
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