垂水市長「冷静な対応を」 老健施設クラスター
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垂水市の市立介護老人保健施設「コスモス苑」で新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生したことを受け、尾脇雅弥市長は20日に記者会見を開き、「まずはこれ以上、感染が広がらないように、できる対策を徹底する」と述べた。
市によると、感染したのは、利用者29人と職員10人の計39人。感染した利用者は全員70歳以上で、9人が中等症以上という。全員意識があり、うち8人を医療機関に搬送したとしている。
これとは別に通所の85人もPCR検査を進め、結果は21日中に判明する見通し。尾脇市長は「感染予防に努めてきただけに残念。市民には冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。
◆最多59人感染
県内では20日、59人の感染者が確認された。1日あたりの感染者数としては昨年12月9日の40人を超え過去最多。現在「ステージ2」にある警戒基準について、県の担当者は「数字はステージ3の指標に近づくと予想されるが、専門家の意見も考慮しながら総合的に判断する」と述べた。