「医療ツーリズム」病院 夏までに中間報告 県と川崎市

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初会議で懸念の声相次ぐ

専門病院の開設を懸念する声が相次いだ県と川崎市の合同会議(横浜市で)
専門病院の開設を懸念する声が相次いだ県と川崎市の合同会議(横浜市で)

 川崎市川崎区で、訪日外国人らに保険診療外(自由診療)で最先端医療を提供する「医療ツーリズム」の専門病院を開設する計画が浮上していることを受け、県と市は31日、横浜市内で、地域医療に与える影響や課題を整理するための合同会議を初めて開いた。出席者からは「専門病院に医療人材が流出する」などと懸念する意見が上がり、県と市は今年8月までに中間報告をまとめることで一致した。

 専門病院の開設を計画しているのは、医療法人社団「葵会」(東京都)。整形外科や脳神経外科など8診療科やリハビリ室などを設け、2020年7月の開設を目指している。医師や看護師ら100人が勤務する予定という。実現すると、国内初の専門病院となる見込みだ。

 会議は、県の「医療ツーリズムと地域医療との調和に関する検討会」(15人)、川崎市の「医療ツーリズムと地域医療との調和に関するワーキンググループ」(7人)が合同で実施した。

 医師や看護師ら医療人材が流出するとの意見のほか、「外国人患者の容体が急変した場合、周辺の救急医療機関に影響が出るのではないか」などの懸念する声も上がった。県と市は今後も合同会議を重ねるなどして、19年度中に最終報告書をまとめる方針だ。

 医療人材や設備を有効活用する県の医療計画では、病床が過剰にならないよう地域ごとに基準病床数を定めており、川崎区を含む「川崎南部2次保健医療圏」は基準病床数を約600床上回っている。

 医師や看護師らが限られる中、病床数だけが増えると患者に十分な医療サービスが提供できなくなるなどして、県や市は「現時点では賛成できない」と反発。県議会は昨年、国にルール作りを求める意見書を可決している。

416694 0 ニュース 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 2019/02/01 05:00:00 地元医療関係者らによる県、市などの合同の検討会(1月31日午後7時12分)=高梨しのぶ撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190131-OYTNI50082-T.jpg?type=thumbnail

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