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「山北のお峰入り」選出 無形遺産候補 全国の41件 「風流踊」を再度提案へ

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天狗や山伏などに扮した人々が踊る「山北のお峰入り」(県教委提供)
天狗や山伏などに扮した人々が踊る「山北のお峰入り」(県教委提供)

 文化審議会が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の2022年の登録審査に向けて、山北町の「山北のお峰入り」を含む「風流ふりゅうおどり」を再提案する方針だ。政府は昨年も風流踊を提案したが、登録件数が多い日本の候補の審査は2年に1度となっており、審査されなかった。

 風流踊とは、人々に親しまれる盆踊りや念仏踊りなど各地の民俗芸能で、笛や太鼓などを演奏してにぎやかに踊ることで災厄をはらい、安寧を願うもの。09年に登録された三浦市の「チャッキラコ」に24都府県計40件の重要無形民俗文化財を追加して41件で「拡張登録」を目指す。

 「山北のお峰入り」は南北朝時代に始まったともいわれる。「お峰入り」とは山中での修行を意味し、修験道の儀礼が芸能化したとされ、天狗てんぐや山伏などにふんした人々が笛や太鼓に合わせて踊る祭礼だ。近年はほぼ5年に1度行われ、最近では17年10月に行われたが、次回の日程は決まっていない。

 山北町の湯川裕司町長は「お峰入りは、地域が一体となって守り受け継いできた山北が誇る文化遺産。国内と世界に向けて文化的価値を発信することで、これまで以上の保護と継承につながってほしい」としている。

 「チャッキラコ」は県内で初めて登録された無形文化遺産。三浦市三崎などの小正月の芸能で、少女の踊り子が女性の唄に合わせ晴れ着姿で、扇やチャッキラコと呼ばれる綾竹あやだけを手にして踊る。

 文化庁は関係省庁連絡会議の了承を受けた上で、3月末に再度、ユネスコへ提案書を提出する予定。

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1839154 0 ニュース 2021/02/13 05:00:00 2021/02/13 05:00:00 2021/02/13 05:00:00 天狗や山伏などに扮した人々が踊る山北のお峰入り(県提供で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210213-OYTNI50000-T.jpg?type=thumbnail

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