ヨット授業海で 五輪開催・藤沢市に連盟要望へ

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過去最多の応募があった昨年10月のセーリングフェスタ(藤沢市の江の島で)
過去最多の応募があった昨年10月のセーリングフェスタ(藤沢市の江の島で)

 昨年の東京五輪で藤沢にともったセーリング熱を維持しようと、日本セーリング連盟(東京都新宿区)が、藤沢市の小学校に定期的に授業で海上でのヨット体験を導入するよう求めている。安全面などの課題は多いが、今後、本格的に市に要望することにしており、富田三和子副会長(66)は「子供たちに海の雄大さや自然の素晴らしさを、ヨットを通じて感じてほしい」と話している。

(津村浩)

 同連盟によると、ヨットの授業は1979~2010年に山形県の小学校で行われた例がある。しかし、地震で津波警報が出た際の対応や、強風などで中止になるリスクが高いことなどが課題となり、現在は導入している学校はほとんどない。ヨットが盛んな英仏は授業に取り入れているほか、米国では水質検査をして環境問題に関心を持たせるなど、総合学習に位置づけている学校もあるという。

 藤沢市は、今回の東京五輪で江の島がセーリング競技の会場に決まったことから、2019年に小中学校2校の体育館でセーリングの特別授業を実施。17年に始めたセーリング体験のフェスタには、21年は定員100人に対し過去最多の583人の応募があった。県も18、19年に、県内21小学校で教室を開き、富田副会長も講師としてヨットを持ち込んで楽しさを教えた。子供たちは本物のヨットに乗って楽しそうにしていたが、「体育館ではやはり伝えきれない」と海での授業の必要性を痛感したという。

 横浜国大でヨットに出会った富田副会長は、小学校教員の傍ら国体に10回出場し、準優勝2回。一時は五輪も目指した。藤沢市立天神小教頭で定年を迎えた16年に同連盟に誘われ、強化と普及を担当。21年9月に副会長に就任した。

 1983年にニュージーランドで行われた世界大会出場時に見た、地元の子供がヨットを操る姿が忘れられないという富田副会長は、「海が間近にあるこの地で、多くの子供に体験させられるようにしたい」と話している。

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