囲碁の普及へ 全盲棋士奮闘

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

視覚障害者用の碁盤「アイゴ」を持つ柿島さん
視覚障害者用の碁盤「アイゴ」を持つ柿島さん

 全盲で日本視覚障害者囲碁協会代表理事の柿島光晴さん(44)(東京都町田市)が27日、平塚市追分の県立平塚盲学校で囲碁指導を行う。柿島さんは約7年前に同校で囲碁指導をしたのが始まりとなり、全国で囲碁の普及活動をしてきた。コロナ禍で中断している活動を、原点である同校の再訪をきっかけに再開させたい考えだ。同日にはオンラインでも参加できるシンポジウムも予定されている。(小沢克也)

 柿島さんは23歳の時、網膜色素変性症という難病で失明。テレビアニメ「ヒカルの碁」で囲碁に関心を持って習い始め、アマ四段の実力を養った。さらに、碁盤の目が立体的で碁石をはめ込む視覚障害者用の碁盤「アイゴ」を改良して復活させた。

 2015年10月に平塚盲学校の文化祭で、初めて生徒に囲碁を指導した。それ以来、全国67のうち49校にアイゴを寄贈し、訪問して囲碁指導を実施。17~19年には岩手県大船渡市の囲碁イベント「碁石海岸で囲碁まつり」の中で、全国盲学校囲碁大会を開催した。だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動できなくなっていた。

 27日は午後6時から、囲碁を学んでいる生徒たちに柿島さんが指導。その後、「視覚障害者と囲碁」をテーマにシンポジウムが開かれ、柿島さんやプロ棋士の信田成仁七段、岡田結美子六段らが参加する。昨年、視覚障害者として初めて、プロの候補である日本棋院生になった埼玉県立盲学校塙保己一学園中等部2年の岩崎晴都君や、元宮城県知事の浅野史郎さんらもオンラインで参加する。

 柿島さんは「囲碁は石と石をつなげて強くするゲーム。人の心がつながるようなイベントにし、盲学校への囲碁普及も再開したい」と話していた。

ウェブ参加OK イベントにはウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」などで参加できる。問い合わせは日本棋院平塚支部長の木谷正道さん(080・7991・4761)へ。

スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
3085783 0 ニュース 2022/06/16 05:00:00 2022/06/16 05:00:00 2022/06/16 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/06/20220615-OYTNI50066-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)