生命の美 太郎に挑む 川崎で企画展

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

ライブペインティングを披露する小松さん(川崎市多摩区で)
ライブペインティングを披露する小松さん(川崎市多摩区で)

 川崎市岡本太郎美術館(多摩区)で、「岡本太郎に挑む――霊性とマンダラ」と題した現代アーティスト小松美羽さん(37)の企画展が開かれている。仏の教えを絵で表現したマンダラなど国内外の文化や習俗の美に力強い生命力を見いだした岡本作品に対し、小松さんの作品もエネルギーにあふれ、館内は両者の熱気と迫力が満ちている。

 小松さんは長野県出身。女子美術大短期大学部在学中に銅版画を始め、アクリル画や有田焼などにも制作を広げた。英ロンドンの大英博物館にも作品が収蔵されている。今回の企画展は5章での構成で約100点を展示。小松さんの画業を振り返る初の本格的な展覧会となった。

 今回特別公開されるのが、真言宗総本山の東寺(京都市)に2023年の立教開宗1200年を記念して奉納予定の「ネクストマンダラ―大調和」。縦横約4メートルの二幅一対で知恵や慈愛などが表されており、東寺で重要な儀式に用いられる 灌頂院かんじょういん の空間をイメージしているという。

 開幕前日の6月24日には、即興で描く「ライブペインティング」も披露。白装束姿の小松さんは、次々に絵の具をキャンバスに絞り出し、手などで塗り広げてダイナミックな作品に仕上げていった。東寺住職にあたる長者の飛鷹全隆氏も内覧会に駆けつけ、「今の時代の特異な才能。湧き起こる力に突き動かされて令和のマンダラを完成させた」とたたえた。

 会場は岡本作品を一部取り込んだ配置になっており、小松さんは「岡本太郎さんの肉体は滅んだかもしれないが、その思いやエネルギーの残り香はこの美術館にあふれている。それを吸い込んで私は突き進んでいく」と語った。

 同企画展は8月28日まで。入館はネットによる事前予約制。問い合わせは同館(044・900・9898)へ。

スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
3146447 0 ニュース 2022/07/07 05:00:00 2022/07/07 05:00:00 2022/07/07 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220706-OYTNI50077-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)