関西の私立大、入試が本格化

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試験開始を待つ受験生(1日午前、大阪府吹田市の関西大千里山キャンパスで)=浜井孝幸撮影
試験開始を待つ受験生(1日午前、大阪府吹田市の関西大千里山キャンパスで)=浜井孝幸撮影

 関西大や関西学院大、立命館大などで1日、一般入試が始まり、関西の私立大入試が本格化した。文部科学省による定員管理の厳格化の影響で、各大学は合格者数を絞り込んでいる。入学者の確保が見込み通りに進まない大学もあり、補欠合格に関する新たな取り組みが進む。

 文科省は都市部の大規模大への学生の集中を防ごうと、定員超過に対する補助金削減の基準を2016年度から段階的に厳しくした。入学辞退者を想定して定員より多めに合格させてきた私立大は補助金カットを避けるため、合格者数を少なく設定している。

 関西大は18年の一般入試(大学入試センター試験を利用する入試を含む)で、合格者を17年より約2000人減らし、併せて「補欠合格制度」を設けた。以前は入学者が定員に達しなかった場合に随時、追加で合格を知らせていた。新たな制度では2月の一般入試の合格発表時、不合格者の上位者に対し「補欠合格候補者」と通知。当初の合格者の入学金や学費納入の状況を受け、2月下旬と3月下旬に補欠合格候補者から合格者を決める。18年は候補者1342人のうち123人が合格となった。「どれぐらい補欠合格候補者を出すかは試験結果を見て考える」とする。

 関西学院大は18年、厳格化前の15年より約3200人少ない9882人を合格とした。このうち458人は補欠合格者。補欠合格の制度は16年に設けたが、入学辞退を申請する制度がなく、学費納入期限の3月下旬まで総数を把握できなかった。このため今年は、辞退を決めた合格者がインターネットで「入学辞退届」を提出するシステムを導入。同大学の担当者は「新システムで届け出をしてもらえれば、補欠合格を早い段階で出せる」と期待する。

 関西大の志願者は前年比3%増。難関私大の多い関東からの志願者が9・5%増えるなどしたためとみられる。

 大阪府吹田市の千里山キャンパスで、志願者が前年比9・2%増の政策創造学部を受験する私立高3年の男子生徒(18)は「大学で学ぶことで自分の可能性を広げたい。合格者数が絞られ、模試の合否判定も厳しめだが、ほかの受験生を気にせず、自分に自信を持って勉強してきた力を発揮したい」と意気込む。

 立命館大は昨年4月に新設された食マネジメント学部が前年比17%増、産業社会学部も同18・5%増などとなったが、全体の志願者数は同2・8%減。京都市北区の衣笠キャンパスで産業社会学部を受ける私立高3年の男子生徒(17)は「私大の定員管理が厳しくなっていることは学校で聞いており、しっかり勉強してきた。緊張せず、自分の力を出したい」と話した。

 関西学院大の志願者は前年比8・6%減。4日に入試が始まる同志社大は同8・4%減となった。

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417611 0 ニュース 2019/02/01 15:00:00 2019/02/01 16:04:53 2019/02/01 16:04:53 試験開始を待つ受験生(1日午前10時9分、大阪府吹田市の関西大学で)=浜井孝幸撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190201-OYO1I50009-T.jpg?type=thumbnail

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