お盆恒例行事中止相次ぐ…台風10号を警戒

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 大型の台風10号の上陸に備え、西日本各地で警戒が強まっている。交通機関の乱れに備え、帰省客や観光客は予定の変更を余儀なくされた。お盆の恒例行事や大規模イベントへの影響も甚大で、関係者は対策や周知に追われている。の

■計画運休

 JR新大阪駅では窓口に長い列ができた。山陽新幹線は15日に「計画運休」を実施し、東海道新幹線も運行本数を減らす方針だ。

 福岡県に息子2人と帰省していた大阪府吹田市の会社員の男性(32)は、15日に戻る予定を変更し、帰阪。「仕事に影響が出るので帰るのを前倒しした。もう少し実家でゆっくりしたかった」と残念そうだった。

 昨年9月の台風21号で浸水被害に見舞われ、利用客ら約8000人が取り残された関西空港では、関係者が情報収集にあたった。運営する関西エアポートは電気設備室の防水化などを進めており、「昨年のような事態を避けられるよう最大限の備えをして対応したい」と警戒を強める。

■夏のイベント

 甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれている全国高校野球選手権大会でも、15日の4試合の順延が決まり、出場校が対応を急いでいる。第2試合で中京学院大中京(岐阜)と対戦予定の東海大相模(神奈川)は、14日午後8時に生徒ら200人がバスに分乗して学校から甲子園へ出発予定だったが、見合わせた。担当者は「お盆休みで教員も少ないが、旅行会社と急いで協議し、今後の予定を組み直さねば」と話していた。

 シーズンを迎えている京都府宇治市の「宇治川の鵜飼うかい」も、14日から当面の中止が決まった。

■恒例行事

 お盆の恒例行事にも大きな影響が出ている。

 12日から開催されていた徳島市の阿波おどりは14、15両日の公演を中止に。4日間のうち2日中止となるのは1996年以来という。

 奈良市の東大寺大仏殿前に灯籠を並べて先祖の霊を慰める15日夜の万灯供養会まんとうくようえは一般参拝を中止するかどうかを14日午後に決める。

 一方、お盆に迎えた先祖の霊を送り出す「京都五山送り火」は、16日夜に予定通り実施される見通し。問い合わせが相次いでおり、京都市観光協会は、サイトで準備を進めていることを周知した。

 放火殺人事件の発生から間もなく1か月を迎える京都アニメーションも、現場の第1スタジオ(京都市伏見区)近くに設置している献花台を、14日午後3時~16日午前まで一時撤去すると発表。「皆様の安全を最優先に対応させていただく」とコメントを出した。

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